ウェディングの花の演出とブーケ。たった一日の花、でもいつまでも残る花を。
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先日シェ松尾青山サロン様へお届けした装花の写真。 おふたりから御礼のメールをいただいて 嬉しくて、とりいそぎこの写真だけ掲載します。 夢のようにぼんやりとした、春の色で。 先日ちらりと触れた、ずっと昔の新婦様からのメール、 許可がいただけたのでご紹介します。 長い長いメールです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ご無沙汰しております。覚えていらっしゃるでしょうか? 岩橋さんに麻布の「THE TOKYO RESTAURANT」で 結婚式のお花をお願いしてから 早いもので4年が経とうとしています。 私事ですが昨年、新婚生活を過ごした家から 横浜へ越してまいりました。 そして結婚式から5年目を迎える 今年の5月に新しく家族が増えることになりました。 わざわざ、岩橋さんにご報告することではない と思ったのですが、ただ毎年春になると 岩橋さんに会ったらお話したいと思うことがあったので、 メールをさせていただきました。 私がブライダルの仕事をしていたとき、 思っていたことの一つに、 「お客様にとって結婚式がこれから先、 楽しいことも悲しいことも怒りたくなることも あるであろう結婚生活の中で、 またがんばろうと思える引き出しの一つになったらいい」 というのがありました。 もうイヤ!と思ったときも、幸せなときもふと、 思い出してそれが活力になったらいいなと思っていたのです。 実際、私自身は今でも自分の結婚式を思い出します。 しょっちゅう引っ張り出すので、 引き出しは常に開きっぱなしですが…(笑) その中にはいつも岩橋さんのお花があって、 そのたびに岩橋さんにお願いしてよかったなと思うのです。 今でもカラーのブーケをあげた義理の妹は、 あの時以上にお花が素敵な結婚式に出会えていないと言います。 毎年、籍を入れた4月3日に主人は 2本のカラーの花を持って帰ってきてくれます。 実は思い入れが強すぎて結婚式のあと、 自分でカラーの花を買うことができませんでした。 忙しさにかまけて、きちんとお世話をしてあげられず 枯らしてしまうのが怖かったのです。 そこで結婚1年目の時、カラー柄の手ぬぐいを見つけて それを喜んで飾っている私を見て 主人がカラーの花を買ってくれたのです。 花束になっているわけでもなく、毎年本数が 増えるわけでもなく2本なのは主人と私と2人という 意味なのだそうです。 もしかしたら、どう花束にすればいいのか 分からないだけかもしれませんが(笑) 今まで私が家にカラーを飾るのはこのときだけでした。 年に1回、スーツ姿でカラーを2本だけもって 電車に乗っている主人を想像しながら カラーが家に来るのをとても楽しみにしていました。 そんな風に、まだまだ2人だけの生活を楽しんでいながらも、 そろそろ子供が欲しいという話を し始めた矢先、赤ちゃんを授かりました。 引越をして職場が遠くなってしまったので仕事を辞め、 新しい仕事を探し始めた時だったので 嬉しい反面、想像以上に早かったことに 私自身少し戸惑いました。 そして主人に初めて赤ちゃんができたかも しれないと伝えたとき、主人は喜ぶでもなく、困るでもなく 「そう。じゃあ身体に気をつけてね」と言いました。 戸惑っていた私にとって、その反応は 正直不安になるものでした。 今の時期は困ると思ってるのではないか、 嬉しくないのではないか。そう思ってしまったのです。 そして、数日後病院へ行き妊娠がきちんと判明したあと、 主人に連絡をしその日は少しだけ 特別な夕食を用意して早く帰ってきてくれることを 期待しながら待ちました。 でも、その日も主人からの帰るコールがあったのは いつもと変わらず遅く、そのことは私を また不安にさせました。 しかし、帰ってきた主人は満面の笑みで カラーを3本持っていました。 家族が増えるねと言って差し出したカラーに 涙が止まらなかったのを今でも思い出します。 聞けば、早めに職場を出て何箇所もお花屋さんを回って カラーを探してくれていたのだそうです。 それは9月の上旬のことだったのですが、 その時期にカラーが売っていることを私自身も知りませんでした。 結婚式の当日、岩橋さんがヘアードとして 用意してくださったくらいの小さめのカラーでしたが 元気できれいなカラーでした。 そして、喜ばなかったのは病院できちんと 結果が出る前に一緒に喜んでしまっては、 万が一間違っていた場合 私を余計に傷つけてしまうと思い、 嬉しくても我慢をしていたのだそうです。 ただそう思いながらも、もしそうだったらカラーを3本 買っていこうと考えていてくれたそうです。 たぶん、私が最初に岩橋さんに カラーをかわいくアレンジすることはできますか?と聞いたのは 10年近く前なのではないでしょうか? そこで「もちろん!」と答えてくださった岩橋さんに 将来結婚するときにはお花をお願いしたいと思って、 それが実際実現して そのことが今でも、私にたくさんの幸せを運んでくれています。 思い返せば自分の結婚式でこだわったのは 挙式をした教会と岩橋さんにお花をお願いすることだけでした。 パーティ会場はお料理がおいしいことで選び、 ドレスに至ってはお店のスタッフに 決めてもらったようなものでした。 おそらく岩橋さんにお願いしていなかったら、 主人もこんなにカラーにこだわることはなかったと思います。 今年は難しいと思いますが、来年からは 今までと同じように4月には主人にカラーを買ってもらい 5月になるであろう子供のお誕生日には 私がカラーの花を買って飾りたいと思います。 そして子供が大きくなったら、最初に 岩橋さんとお話をしたところから子供に話したいと思います。 お忙しい時期に長々とすみませんでした。 ただ、どうしても節目となるこのときに 岩橋さんに感謝の気持ちを伝えたくて メールをさせていただきました。 カラーの花はこれからもずっと私たち家族に 幸せを届けてくれると思います。 本当にありがとうございました。 これからも、岩橋さんのお花で たくさんの花嫁さんが幸せになるのを楽しみに ブログを見させていただきます。 ますます忙しくなりますがお体に気をつけて お仕事がんばってください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 夢のようなお話。 夢のようなメール。 言葉が出ないまま、何度も読み返す以外になくて、 ただわかるのは、感謝だけです。 ではみなさま、今日もこのひとときも、 本当にお疲れ様でした。 ありがとうございました。
by ichiecd
| 2008-03-31 23:42
| 会場装花
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ウェディングの花
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