ニューオータニ様の装花 フォルム

相変わらず好きなバラのひとつです。
フォルムといいます。
香りの高さと、花弁のひろがりと、未明の空のような色で。




納品前の待ち時間に、新人アシスタントさんに
花の名前を特訓。
これはエスターに似てるけど
シルバーフォックスでこっちはステンレススチール。
花の名前、というのも不思議です。
とりあえず次回テストしますので、そのおつもりで。


卓上装花は、3シェアできるようにしています。
女性ゲストの皆様にお持ち帰りいただけるようにという
おふたりのお心遣いでした。
せっかくなので、バーガンディのクロスにあわせて
ニュアンスカラーで、少しずつ変えて製作。


一会では、この秋冬のお問い合わせも多くなりました。
2007年後半はあらためて少し方向を絞って、
あまり規模を大きくしすぎず、数をこなすことではなく、
自分の目で見られる範囲で
丁寧な、仕事をしたいと思います。


毎週のように、いろいろな花をお届けする中で
でも完璧ということはまるでなく、
自分の才の無さや未熟さということに
ため息をついてもう消えてしまいたいほど、
ここにしゃがみこみたいほどです。

思わずじっと手の平を眺めてしまいます。

でも自分のようなものでも、役にたてるのなら。
自分の才を見限るのは、自分自身ではなく、
大事なお金を払ってくださる
お客様だと思うので、
たとえ最後にお一人でも、
私の花を欲しいといってくださる方がいるのなら。
そう言い聞かせてみたりします。


　

　　　一生を　田舎教師や　豆の花

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　岡田如水

好きだなあこの歌・・・。

ではみなさま、今日もお疲れ様でした。