予告

予告した通りに
今日は手抜きの写真一枚で。

なんかもういろいろやってられっかばーん！
とちゃぶ台をひっくり返したいくらいの修羅場モードですが
ある日ポストに落ちている一通の封筒、
ある日、ぽんと贈られてくる先週の花嫁様からのメール、

そしてある日、数年前の花嫁様からふいに舞い込む
お子様のお誕生日祝いのメール。


生の花を仕事にしているので
うまくいくことより
うまくいかないことのほうが、
普通にずっと多くって、

それはそのまま自分の未熟ではあるんですが
なんで自分はこんなに未熟なんだろうと思うんですが、

でも花の仕事をしてて良かったなと思います。


その、
上のようなメールやお手紙をいただく一瞬に。


ありうべからずことに、
一会では、ブーケをお届けした方へこちらから
メールなどを贈ることはまったくできておりません。

そんな不届きな事務所なのに、いえだからこそ、
こうして、お客様からいただく一通の手紙、一通のメールが
どれだけ、しみじみ嬉しいか、励みになるか
ここからお伝えできたなら。


自分が花を好きなのは
つぼみから枯れていくまでのほんの数日に
生きているということを実感するからだと思う。


そう思う横で、
クチナシは既に茶色になりつつあります。

花が咲いているのはほんの数日。
花があなたの傍らにいるのはほんの数日。

でも結婚式の花だから
それが一生の花になることもできる。


あなたの、一生の花になりますように。


それは途方もない夢だと思う。
でも自分には切実な夢です。


一生の花になる花を活けたいと思います。
拙いけど、出来る限りの。




では今日もおつかれさまでした。





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