ウェディングの花の演出とブーケ。たった一日の花、でもいつまでも残る花を。
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新郎新婦様からのメール 2016年賀状 幸せに暮らしています
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2016年、お客様からいただいた年賀状。

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たった一日の花、でも一生記憶に残る花を。
それが目的という自分に届く
有難い、言葉の数々。

だんだん慣れてきて、
むしろこれが当然だと思ってる瞬間もある。


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でも、どんなに慣れたつもりでも、
当然じゃないです。

そりゃそうだ、
あたりまえじゃない、
こんなにたくさんの言葉を、花嫁様からいただくこと。

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渾身をこめたブーケが評判よかったこと、

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10年後も、花嫁様から手書きの言葉をいただけること。


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先日、一会の卒花会、
元花嫁様の会合でずっと気になっていたことを
思い切って聞いてみました。

「なぜ、ブーケでそんなに感動したんでしょうか?」

それはね、

長らく紆余曲折した、散々迷った、
その花を、最後に、えいやと
イワハシさんにまかせて、
当日、その花が、本当に自分の手元に来たから。

と、ある花嫁さんが答えてくれました。

「その瞬間、岩橋さんがどんなにこのブーケを、
自分のことを、一生懸命考えてくれたか
びしばしと伝わったから」。

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幸せに生活しています。


それはある花嫁様からの年賀状に添えられた
たった一言でした。


読んだ瞬間、思わずぼろっと涙があふれた。

そうなんだよ、
その一言が、一番自分が欲しかったもの。

幸せに暮らしています。という言葉。


すごくすごく、嬉しかった。

私は、結婚式という大きなステージのほんの一部を担う
黒子にすぎない。

でも目指してるのはいつもそこだ、
自分が作ったブーケを持った花嫁様には
幸せになってほしい。

きれいごとだとは思うのですが、

ぶっちゃけそれがどんな形でもいい。

でも、ああこれでよかったんだと、
深く息を吐いて、ちょっと笑っていてほしい。

ていうのが大それた望み。


では皆様今日も本当にお疲れ様でした。

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by ichiecd | 2016-01-13 23:32 | carpe diem | Comments(2)
セミキャスケードブーケ アニヴェルセル柏さまへ と 一会の卒花会おつかれさま
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アニヴェルセル柏様へのブーケ、最初にご相談くださったのは
ご新郎様からでした。
彼女がここのブログのブーケを気に入っているので、
と、てきぱきと、お話を進めてくださったことを覚えております。
きっとすっごく頼りになるんだろうなあというご新郎様と、
優しくてはかなげで、でもあったかい感じの花嫁様。
気に入ってくださっていたら嬉しい限りです。


今日は一会の卒花会でした。
卒花とは何ぞや?と自分も最初に思いましたが
つまり、卒業花嫁さんのことなのだそうです。

忙しい毎日をやりくりしてきてくださった皆様に感謝!
そのご様子は、またおって。
体調崩してこられなかったという花嫁様にも
同じように感謝を!!!


一会のキャッチフレーズは、
「たった一日の花、けれど一生記憶に残る花を」
なのですが、

ほんとに今日もそう思います。

結婚式の花は、たった一日の花。
たった一日の花、という贅沢。

でもこの先の長い一生、
何年後も何十年後も、
お二人が、たった二人でいる日、ふと振り返って
あるいは勇気を振り絞って、

「そういえばさ、結婚式のさ、
あの日の、あの花、ほら、良かったよねえ?」

と、
照れるので言いにくいけど、
それをなんとか言い出すような、

そんな小さなきっかけになれたらいいなあ。

そう思う。

結婚式の一日、

手の中で、花嫁さんを励ますような花を。
と思いながらブーケを作る。

そして長く長く、
お二人を、またちょっと、思わぬところで。
励ますことができるような花を。

なんか、それ本望じゃん。
と思うわけです。
時々無意味に若者言葉。

では、今日も皆様本当におつかれさまでした。


人を、しあわせにする花を。

以上、このブログを書いております
一会主宰の岩橋でした。

今日の卒花会のお話の中で、
当初、「一会」っていうのと、「岩橋」っていう人の相関関係がよくわからなかった
というご意見がありましたので、最後にちょっとつけたし。
「つまり一会(いちえ)、二アリーイコール岩橋」なのか?と。

う。確かにあまり考えたことはなかったですが、そんな感じです。
例えるなら小さなレストランのオーナーシェフみたいな
感じなんでしょうか。
自分で築地に仕入れにいって自分で魚をさばいて
目の前のお客さんがはむはむとおいしそうにしてたら
すんごい幸せ、という感じではないかと思います。

このへんまたあらためてまとめます。
つまるところ、「案内が悪いんだよ!わかりにくいんだよ!」という声、
多かったです。
まったくです・・・・

岩橋美佳花事務所と、改名すべきだろうか。
じっと手をみたり。
(と言うだけで、絶対しないけど)
(だって華やかなのは性分として無理だもん)
(だもんとか言うなその年で)


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by ichiecd | 2016-01-11 22:28 | ブーケ | Comments(0)
新郎新婦様からのメール フェリーチェガーデン日比谷の花嫁様から 春の儚きものたち
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春、桜のころ。日比谷公園、フェリーチェガーデン様で挙式の
花嫁様と花婿様です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カメラマンさんが「ご新郎様、花嫁様の肩抱いてみましょうか!」と
言ってくださったのは良いものの、
「僕でお花潰れちゃわないかな?」と下ばかり向いている新郎です。
ついには握らされたグローブも構わず左手を出す始末。
カメラマンさんはさぞ歯痒かったでしょう(笑) 
やっとこっち見た!という写真も肩を抱く手がなんともぎこちないです(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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ティアドロップとよばれる涙のしずく型のブーケと、
一会で武器セットと呼んでいる、二の腕からつける花を
身にまとった花嫁様、
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結婚式の花のテーマは
スプリングエフェメラル、「春の儚きもの」。
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えっとね、今日の記事も、長いですよ?
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
披露宴入場前のスタンバイ。
裏手でキララポップのピアスとすずらんのネックレスを
身につけている所です。その間に旦那さんは預けたブーケをご堪能中。
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武器セット綺麗!身につけられた!わーい!の様子が丸々撮られています(笑)
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預けていた間、ずっと旦那さんは「本当にブーケ綺麗だね」
「すごい良い香りがする」「こんなに色んなお花が入っているんだね」と、
終止、私ではなくブーケを褒め続けていました。
ご覧の通りちっとも私を見ていません(笑)

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入場の直前。
スタンバイの時は今日のこの日までの色々を思い出しながら
二人でたわいのないことを話してばかりでした。
私たちの式の写真にキメ顔☆みたいな写真は
本当にほとんどありません。くっしゃりした顔ばかりです。
この時も一体なに話してたんでしょうね(笑)

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これは覚えています。
「ブートニアも良い香りがするんじゃないの!?」
「あ!やっぱり良い香り!」
「僕のブートニア、僕もっとちゃんと見たいよー」と言っています(笑)

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入場のシーン。母にベールダウンをしてもらってから、
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ここでサプライズのバッグブーケをプレゼントした所です。

(岩橋注:このサプライズのバッグブーケは花嫁様の手作り。
中のわんこは、お母様がかわいがっていらした愛犬、
こちらも花嫁様の手作りです。)

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どんなシーンでも私について花を添えてくれていました。
この指先の桜がはっきり写真に残っていてくれて本当によかったです。
この写真を見た瞬間「桜だ!」と二人で顔を見合わせたほど
嬉しかったんです。
「桜、写ってて良かったね。きれいだね」と
先に旦那さんに言われてしまいました。
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ブートニアと武器セット。
指輪はこの先長くお供できるので写らなくたって良いのです。
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今日の一瞬しか私の傍に居ることが出来ない
お花たちを写してと思うことばかりでした。
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お花直しをして入場する前。
私が描いたお花畑柄の生地をバックに撮影しました。
一会さんのお花をじーと見ては一つ一つ描いたお花たちです。
(岩橋注:花鎖と呼んでいるこの髪飾りも、腕のワンポイントの花も、お二人の手作りです
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「バックコサージュはご新郎様の手作りで。。。」と
アナウンスがあった瞬間に会場が一斉にどよめきました(笑)
 おかげ様で皆さん頑張って後ろ姿を
写真に収めようとしてくださいまして、
いただいた写真の数多くにバックショットが収めらていました。

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両親への手紙を手渡した時です。
母が突然、私の手を取り小さな子と手遊びするように
『ヨイヨイ』と手を動かしながら「お姉ちゃん、きれいきれい」と
何度も何度も言い聞かせるように私に呼びかけている所です。

式の最中、目紛しいスケジュールに翻弄され
当事者の感覚が無いまま夢のように終わろうとしていた時、
花嫁として結婚式をして本当に良かったと実感出来た瞬間でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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最後の数行は、読み返すたびに
自分まで涙が出ます。

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アフターブーケを抱いて喜んでくださっている写真。

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こんな仕事をさせていただいて、
本当に嬉しかった。
そうだ、こんな仕事をしたかったんだよな自分。

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ありがとうございました。

お二人の未来に、たくさんの幸せな光が
この日のようにこれからもずっと降り注ぎますように。


では、皆様今日もおつかれさまでした。




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by ichiecd | 2016-01-08 05:29 | ブーケ | Comments(0)
一会定期スクール 漫画グラゼニとストライクゾーンと花のレッスンの話
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真面目な話ばかりが続くと自分が飽きるので、
(え、ていうか今日1月4日じゃん!3日坊主とはこのことかと)

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一会の定期レッスンは月に一度のマンスリーレッスンなのですが、
花の仕事をしているプロの方から、
元花嫁様というまったく花が初めてという方まで、
多彩な生徒さんが一堂に会してひとつところで一所懸命に
その日の花を活けましょう、というレッスンでございます。

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進級とか無し。
上手い下手でクラス分けも無し。
長年通ってる生徒さんの中には、
5年物7年物もごろごろいますが、
何年通ったところで、資格のひとつもとれませんよー。

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というか、見本すらなし。
黒板に買いて図説もなし。

だって、
私が見本を作ってそれがベストだったらつまんないでしょー。

むしろそっちのほうが私は、楽でいいんだけど、
ただ定規とコンパスをもって、
生徒さんの花にびしっと定規をあてて、
「見本と何センチ違うでしょ」、「何度違うでしょ」
と言うだけですむ。

もちろんそういうやり方で、上手になるアプローチ
というのは厳然としてあります。

模写することが一番の近道というのは確かにそうなのです、

それはわかってるのですが、

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でもできれば今日、この月に一度の2時間を
一会のレッスンに費やす
(文字通り、費やす、だと思う)
こんな一会に通う奇特な皆様一人一人に、
今日の自分は、こんな感じだったんだな、と
いうその日の気持ちを花という形にして、
持って帰ってほしい。

上手くいく日も行かない日もあります。
そもそもどうしたらうまくいく日だろう、
どうなったらダメな日だろう。
それを決めるのも自分次第です。

そういうのも今日という一日、
今日の自分そのもの、という今日の花を、
面倒なんだけど、ちょっと大切にしながら、
新聞紙に包み込んで
持ち帰ってほしいよう。


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なので基本的に、その人の活ける花について
私の立場からどうこうしろというまでの直截の話はしないのが
常なのですが、ときどき例外があります。

それは、その生徒さんが、近々、お友達のブーケを作るので
練習をしたいという時。

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そりゃ中途半端じゃいかんでしょ。
人様の、一生のうちの一度の花を届けるにあたり、
なまはんかな気持ちじゃダメでしょ!

なので、そういう場合は忌憚ない意見を
述べさせていただくことにしております。
ていうか、そういう場合は例外的に
ダメ出しの嵐。

グラゼニという漫画の中に、
ストライクゾーンのきわを狙って10発10中投げていく、
という話があるんですが、
ものすごく、共感いたしました。
http://onimanga.blog.fc2.com/blog-entry-472.html

それは、自分が毎週末やっている
ブーケを作る作業に、とても似ている。

いろんな要因があって、もちろん緊張もあって、
力みもあって、
思うところには投げきれない。
投げきれないけど、それを踏ん張って投げる。
そして投げ続ける。

というのが、すごく身に染みて分かる気がします。

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おお振りもジャイキリも
それぞれ面白いと思うのですが
先日の漫画話に調子づいてもうひとつ書いてみました。

・・・職業、フラワーデザイナーという自称は
モドキですよ、と公言しておりましたが
そろそろ全面的に返上すべきころかと
我ながら思わなくもないです。

では皆様今日もおつかれさまでした。
こんな一会の定期レッスンですが
内容は結構まじめにやっていますので
(ふざけてるのはおまえだけだ)
よろしければぜひおいでくださいませ。
http://form1.fc2.com/form/?id=547372
レッスン料2000円、
花代は5000円か8000円の2択です。

とってつけたように思われるかもしれませんが、
とってつけておくと、
生徒さんは、みんな本当に
花に対して真摯です。

それは、まるで深呼吸するのにとても似ていると思う。

ヨガとか水泳とか散歩とか、そういうのでもなんでもいいけど
一応花屋なので、花を生けるという事を通して
月に一度、自分に向かい合う場所になれたらいい。

ではおつかれさまでした。
このグラゼニの話、ずっと書きたいよな気持ちだったので、
書いて、すんごいすっきりしました。
・・・すいませんでした(とりあえず謝る)。






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by ichiecd | 2016-01-04 22:46 | ブーケ&装花スクール | Comments(0)
生命欲 という植物の不思議、 捨てられる花の生きる力
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2015年を振り返って、
たくさんの嬉しかったこと、たくさんの心残り、
毎日せっせとやってるつもりで
大穴だらけの自分の仕事。

でもすごくうれしかったことのひとつは、
今年の7月、リストランテASO様へお届けしたメインテーブル装花の
一部に使ったアジサイの花を、
義理のお母様がなんと今も,
かれこれ5か月にわたり、
大事に育てていてくださっているということ。

ひゃー。

グリーンフィンガー、緑の指を持つという人の話を
聞いたことはありますが、
そういう「花と話しをできる」、いわゆる
「ソロモンの指輪」を持った人って
ほんとにいるんだなあとしみじみ感じいっております。

一会としてこのブログを書き始めて10年くらい、
花の仕事を初めてゆうに20年くらい経っていますが
正直なところ、夏をまたいで半年も花をもたせたなんて
初耳です。

今、2015年の年末、
空は晴れ渡っていても
こんなに明るい水色でも、
朝晩は身を切るほどの冷たい風。
でも、
今年の8月は暑かった。
ものすごく暑かったですね。

それなのに
5か月も花をもたせるだなんて
そんなにも花をかわいがってくださって
ありがとうございます。


結婚式の花というのは、
もっとも世の中で無駄なようなことのひとつ。

これから結婚したお二人が過ごす
何十年という長い年月の、最初の、わずか半日のこと。

たった数時間、それを生花だなんて
枯れていくだけのものにかける
何万円、何十万円、

なんて馬鹿げた浪費、
なんて贅沢。

と、頭では思う。

頭では思う、それが正論、
だから自分は、たった数時間の花という以上の価値を、
そこに差し出したい。


わずか数時間の花。

それが、お二人のこの先の何年何十年の
よすがになれたなら、
それにまさる冥利はありません。

ええうっとうしくて申し訳ありません。



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全然上達しない自分の花の稽古。
と、わかってるけど、毎月、愚鈍に通います。
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その稽古の残りの、寒菊を、
いつもなら捨てるところを拾い上げて
トイレに飾ってみたら

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根っこが出ていた、

ということに今日気づきました。





ずっと昔、読んだ漫画、
生命欲という言葉を思い出します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「オレが思うに ESPってのはすなわち『欲』や」
「欲…」
「そ 見境無しの欲の世界や 
せやからそいつは自身の生命欲に比例しよる」
「…生命力の間違いじゃねーのか?」
「違う 生命『欲』や」
ぼくの地球を守って日渡早紀
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここから手元に原本がないのでうろ覚えで恐縮なのですが、
確かこのセリフの先には

「つまり俺がポイントを置きたいのは、
誰がなんて言うたって生き抜いたるぞー!てことなんや」

と続いた気がする。



自分は、この花というものの仕事をしていて、
20年くらいはたっていて、
それでも諸先輩方にはかないませんが、
毎日、花を見てるとそう感じる時が時々あります。

捨てられていく花。

でも誰がなんて言おうと、生き抜いてやる
という、生命欲。

けして根付きはしないのに、
根を生やす、欲。

なんか、ばかばかしくも、くだらなくも、
そのひたむきな生きざまが美しいと、
心打たれる瞬間が、確かにあります。





では皆様今日もおつかれさまでした。





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by ichiecd | 2015-12-29 23:41 | carpe diem | Comments(0)
クラッチブーケ ホテルオークラ様へ 今日20時過ぎに電話があって、
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ホテルオークラ様へ、8月にお届けしたブーケでした。
花嫁様の写真はこちら。
http://ichiecarpe.exblog.jp/21989568/


年も暮れる今日、事務所から帰る道すがらのことです。

携帯が鳴り、見ると
いつも花を活けているレストランからの電話。
時刻はかれこれ20時すぎ。

ぎゃー!!
今日持ってった花に、なんかあったんだーーー!

と、覚悟を決めて出たところ、

「いつもありがとう、いつも来てくれる、あの子、
ほんとにいい子よねえ」
「すごく素直で」
「あんないい子に来てもらえてうれしいわ」


・・・えっと、それだけですか?

つまり、それだけだ、ということのようです。

「社長がね、あの子の名前なんだっけ?って
聞くものだから、ついでに電話でお礼をねと思って」。

「来年もどうぞよろしくね」。

いえこちらこそ。
ちょっと脱力。


その、いい子と言われている若手アシスタントさんは
今日が最後の出勤日。
帰った後でそんなことを言われてるとは、知らないだろうが、
今日は、今年最後の面談日でした。

・・・で、どうでしたか、一か月ふりかえってみて?


という私の質問に、
暫し考えこみます。


「12月はレッスンがいっぱいあって
あっというまでした」。

確かに。


「・・・あっというまでしたが、
・・・しみじみ思うのは」

思うのは?

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「生徒さん、みんないい人だなあって」

うん。確かに。
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「なんか、裏表がないっていうか」
「駆け引きとか全然してないっていうか」

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うん、私もそう思う。
てかさ、そうなんだよ!
生徒さん、わりにみんなそんな感じだよね。
裏表なくって、おとなしいひとも朗らかなひとも
いい人ばっかなんだよ!
ただただ花が楽しいって感じで。

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そもそもさ、
一会のお客様もね、
もちろん結婚を控えて幸せオーラが出てて
当然それだけで、すごく恵まれてる仕事なんだけど、
でもそれを差し引いても、
ほんとにいい人が多いんだよ!!!

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ありがたいよねえ。
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あー、有難いなあとほんとに、しみじみ思ってるんですよ。
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てゆーか、どんなに嬉しいか、
もろ手をふって、
皆様に伝えたいですよ!
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一会にブーケを頼んでくれて、
そして喜んでくださって、ありがとう!と。
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万国旗をはためかせて、
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大漁旗をふって、
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大声でお礼を言いたい、
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一会にブーケを頼んでくださって、
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ありがとうございました!!!って。
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いい仕事をさせていただいて、
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ありがとうございましたって。
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私を花屋でいさせてくださって

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ありがとうございました。
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伝わりましたか?
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どうか、この気持ちが花嫁様に、
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ちょっとでも伝わりますように。
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そう願って、毎日しょうもないけど
せっせとブログを書いています。
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人を、幸せにする花を。
そう思ってます。

手の中で、花嫁様を励ます花を。

届けられたら、花屋冥利につきる。


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では、皆様今日もおつかれさまでした。
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by ichiecd | 2015-12-27 20:57 | ブーケ | Comments(0)
12月23日単発生花レッスンご報告 と 次回ご案内
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今日、単発ワンデイ生花レッスンで、手作りのブーケを手ににっこり。
HANZOYAの元花嫁様とお母様
親子で仲良く参加してくださいました。

(お母様のブーケをうっかり包んでしまった後、
もっかい取り出して、一緒に写真を撮ってるところ)

(お母様は、この日のご結婚式のために新調したというスマホで、
この時のブーケと装花が、どんなに長持ちしたかを
たくさんの写真で見せてくださいました。)

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元花嫁様の好きな感じがすごくよくわかる
つぶつぶな感じのブーケ。

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そしてお母様はパステルカラーミックスのブーケ。
お二人ともスパイラルという技法で
ブーケを作るのは初めて。
こんなに花を厳選するんですねーと
びっくりなさりながらの作業。

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こちらは、クリスマスリースを作られた
元花嫁様、昨日のブログでご紹介した方です。
ちょこんと入っているピンクのケイトウがかわいい!

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この方も元花嫁様。
お母様の分とご自分の分と、少し小さ目で、
お揃いのリースをふたつ、作られていきました。
お母様、喜んでくださっているといいなあ。

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こちらも元花嫁様でいらっしゃいます。
オレンジとグリーンの色合わせが素敵なリース!

リースを作られた3名の方は全員元花嫁様でした。
「スポンジに花を挿すのが初めての方ー?」と尋ねたら
そろって手をあげられたのですが、
どうでしょうこの素敵な出来栄え。

楽しんでくださったご様子、ほっとしています。


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このブログ長年の読者の方。
はじめてのブーケづくりで、難易度の高い花合わせでしたが
何度もトライして素晴らしい仕上がりに。
来年から一会の定期レッスンにきてくださるかも
ということで、楽しみにお待ちしています!

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なんと香港からいらしてくださった方。
一会のレッスンは二回目で、前回、レッスン後に
何度も練習なさったそう。素晴らしい出来栄えでした。
色合いもおしゃれで素敵。
おそらくは、
お花の勉強は長くなさっている経験豊富なかたなのですが、
「せっかくレッスンにきたのでひとつでも多く学びます」
という姿勢でいらして、なんだか頭を垂れてしまいます。

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最後の方は、
一会の生徒さん。
で、プロフェッショナルのお花屋さんでもあります。
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今日ブーケがはじめて、という方も多かった
本日の単発レッスンで、
皆さんの見本となるようなブーケを
さくさくと作ってくださいました。

来年頭は、大変な時期もあるそうなのですが、
ここから大きく大きく手をふって、応援しております!
いつも、真摯でひたむきなお仕事ぶりを、
ひそかに感嘆しています。

花ということがらを、きっかけに、
いろんな方と出会える今日。

ほかに何にもとりえのない自分は、
ほんとうに、ありがたいなーと思う次第です。

2015年12月23日の今日、
お会いできてうれしゅうございました。
自分は根っからの黒子なので、
表舞台にたつことが苦手で、
あんまりうまく相槌うったり
気の利いた会話ができなくて
申し訳ない次第なのですが、
でも今日、みなさまにお会いできて、
すごくうれしかったです。

では皆様今日も本当におつかれさまでした。

今日もまた、ありがとうございました。


・・・・って終わるところだった!
次回1月11日の一会元花嫁さんミニレッスン&おしゃべり会
目下満席御礼となっております。

もしかして、・・・1月17日も追加開催します?
プレ花嫁様もいらっしゃればぜひ。

1月31日単発プリザーブドレッスンは、
少し残席ございます。29日追記;満席となりました、次回2月以降です
お申込みはこちらから。

カメラレッスンは2月の日曜で開催できるかどうか、
企画が動き出したところです。

最後に、お問い合わせをいただいている
鎌倉のNさま、
メールを差し上げておりますが、届きましたでしょうか???
お電話番号が分かればお電話差し上げるのですが、
もし届いていないという場合には
お手数ですがご一報くださいませ。

原則、一会が仮にいっぱいであっても
お問い合わせのメールには必ずお返事を差し上げております。
一週間たっても返事がない!という場合には
メールの不具合ですので、
ご連絡くださいませ。






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by ichiecd | 2015-12-23 20:49 | ブーケ&装花スクール | Comments(1)
新郎新婦様からのメール 山の上ホテルの花嫁様 ブーケを見て、涙が
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今年の5月、山の上ホテルの花嫁様からいただいた
一冊のアルバムは、

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一会のために作ってくださったそうです。

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ブーケを見て、思わず涙がぽろぽろとこぼれてしまったと、

・・・
・・・
・・・
と、いう話を伺って、自分も泣いていいですか?

http://ichiecarpe.exblog.jp/21292280/
このときの花嫁様でした。
ヘアメイクmakkyさんからのご紹介でした。

この花嫁様のお話しは、また次回。
花嫁様は、一会の月イチの定期レッスンにも
これから、いらしてくださることになりました。


では皆様今日もおつかれさまでした。

これからその定期レッスン、今年の最終日です。


そして3時間後・・・

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はい!
こんな感じで、
クリスマスリース、出来ましたーーー!
人生初のリースづくりだったそうです。

(今日のブログ、単にこれがやりたかった。
「元花嫁様がレッスンにきて生徒さんになってくれるなんて
花屋冥利につきます」自慢。
突然写真を頼まれてしまった花嫁様、
ごめんなさい。でもかわいい!)


一昨日書いていた、
「ミニレッスン&一会の元花嫁さん&プレ花嫁さんおしゃべり会」に
ちらほらとご要望をいただき、花代レッスン代込3000円くらい?
どうでしょう。


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by ichiecd | 2015-12-16 18:57 | ブーケ | Comments(0)
キャスケードブーケ 帝国ホテル様へ、冬のはじまり、拍手で
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それは冬の始まりの、今朝帝国ホテル様へ届けた
キャスケードブーケです。
昨日昼に撮った写真でこの後まただいぶん手をいれています。


花嫁様は、ブーケを見て拍手して喜んでくださったそうで、
ああ、よかった。と思います。

この可憐で控えめでかわいい花嫁様に
気に入っていただけてよかった!


ああよかった!

花嫁様に喜んでいただきました!

そう、毎週毎日のように書いておりますが
皆様が聞き飽きてらっしゃるのは百も承知ですが、

毎週毎日のようにブーケを作っても
自分には、それは当然ではないんです。

一歩間違えたら
仕入れがうまくいかなかったら、
(ナマモノだから出来の良し悪しは必ずあります)
製作の集中に徹しきれなかったら、
(作る自分も人間なので好調不調はあります)
梱包がほんの少し適切じゃなかったら、
(アシスタントさんも万全じゃない)

見つけようと思ったら理由はいくらでもある、
いくらでも見つかる。

それを、全部、ひとつずつ、
つぶしてチェックして、万全を差し出すこと、
差し出そうと思うこと。


今度こそダメかもと覚悟をきめそうになることは、
たびたび。
いやぶっちゃけ毎週です。

夜明け前に事務所にきて最後に微調整。

だから、今日も膝をつきそうになるほど、嬉しいですよ。

ええ嬉しいですとも。



って、何度書いても伝わらない気がするので
しつこく書く。

みなさんが、根負けするまで。
書きますよー。


毎週、羽をぬいて機を織る、
神経を削って、
差し出すひとつの小さな、わずか20センチくらいの花が、
どうか、今日、花嫁様の笑顔の、
ひともとの、
小さな花束になりえますように。

たった半日の花。
でも一生記憶に残るような花を。


イチエッタと言ったらメールをよこしてくださる、
過去の花嫁様。
今でもブログ見てますよ、
花を見て癒されますよ、
楽しんでますよという言葉。

ああなんかオレラ愛されてるんじゃね?
とか勘違いしそうになる今日です。

だから「オレラ」とか禁止。

今日このブログを読んでくださった今の花嫁様も
過去の花嫁様も、
あの日、花を作らせてくださって、ありがとうございました。

あの日、きらきらとした一日、
それは砂漠の中の砂金ですよね。

毎日へとへとだけど、
砂漠をえんえん歩いてきて、思わぬところで拾い上げる
砂金の一粒、
それがあるから頑張れる。

ええ、ファイトですとも。
というここからの精一杯のエールが、
今日、必要な方へ、届きますように。


みなさま今日も本当におつかれさまでした。




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by ichiecd | 2015-12-13 21:46 | ブーケ | Comments(0)
新郎新婦様からのメール ブルースターのブーケ、京都まで あの日勇気を出した自分、グッジョブ!
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7月、京都まで届けたブーケ、プリザーブドフラワーです。
ブルースターという花で。

「あの日、このブーケのおかげで得られた幸せがたくさんありました。
勇気を出して依頼した私、グッジョブ!と言いたいです。」

今年の後半、何度も何度もこの言葉を反芻しました。

そうだ、こんなふうに言ってくださる方のために、
真面目に仕事をしたいんだ。
そう思った。

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花嫁様から許可をいただいて、お写真とメールをご紹介させて
いただきます。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
披露宴後半にお願いしたブルースターのブーケを持った瞬間
「そう!この大きさと軽さ!
まさに私の理想的なブーケ!」と
思いました。本当に救われた気分でした。

友人にも私らしいと好評で、
「えぇ?これトスしないの?」と言われました。
(するわけないやん!こんな素敵なブーケ!)(笑)

披露宴会場の装花についても、
数日前にブーケが届くので、それを見て
ブーケに合うように色味を調整してほしいとお願いしていました。
無事に装花もブーケにあったものにしていただけました。
(中略)

披露宴が終わり、送っていただいた箱に入れなおして
電車で帰路についたのですが、
すれ違う人がブーケを覗いているのがわかりました。
駅でおばあさんに話しかけられて、
今日結婚式をあげて、これはブーケですと説明したら、

「本当に綺麗で可愛いわぁ。いいわね~。ちゃんと幸せになるのよ~」

と言ってくれました。
あの日、このブーケのおかげで得られた幸せがたくさんありました。
勇気を出して依頼した私、グッジョブ!と言いたいです。

岩橋様はこれからもたくさんの花嫁さんを幸せにしてあげられるのですね。
私も幸せにしてくれて本当にありがとうございました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ちゃんと、幸せになるのよ~って声をかけてくれた
そのおばあちゃまと、今、超シンクロ中。


私は、
この花嫁様とお会いできる機会は、
この先にないかもしれないけど、

あの日、一会のブーケを持ってくれて、
勇気を出してもとうとしてくれて、
本当にありがとう。

本当にありがとう。

何度でもそう言いたいですよ。




そして幸せにねと言えたら、いいな。と思う。

それが今日もまたこのブログを書く気持ちのすべて。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

当日、ブライズルームに入って一目みて
本当にお願いしてよかったと思った気持ちは、
式から1ヶ月たった今でも
リビングに飾っているブーケを見るたびに思い出します。

お花には全く疎い私ですが、
ブーケが飾ってあるだけで気持ちが潤っているようです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そう書いてくださった言葉が、今日、一会の確かな支えになりました。

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自分はなんでこんなに花嫁さんが好きなんだろうと思う、
それは、つまり、
エンデの物語の中に出てくる
「時間の花」と同じだから。

だと最近気づいた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それはモモがいちども見たことのないほど、うつくしい花でした。
まるで、光りかがやく色そのものでできているようです。

このような色があろうとは、モモは想像さえしたことがありません。
星の振子は、しばらく花の上にとどまっていました。
モモはその光景に、すべてをわすれて見入りました。

そのかおりをかいだだけでも、
これまではっきりとはわからないながらも
ずっとあこがれつづけてきたものは、
これだったような気がしてきます。

やがてまた振子はゆっくりゆっくりもどっていきました。
そして振子がわずかずつとおざかるにつれて、
おどろいたことに、
そのうつくしい花はしおれはじめました。
花びらが一枚、また一枚と散って、
くらい池の底にしずんでゆきます。
モモは、二度ととりもどすことのできないものが
永久に消えさってゆくのを見るような、悲痛な気持ちがしました。


振子がくらい池のまんなかまできたときには、
さっきのうつくしい花はすっかり散りつくしていました。

ところがそのときには、池のむこうがわに、
またべつのつぼみがくらい水面からうかびあがりはじめているではありませんか。

そして振子がゆっくりと近づくにつれて、
さっきよりももっとあでやかな花が咲きにおいはじめたのです。
モモはちかくによってながめようと、池をまわってゆきました。

こんどの花は、さっきのとはまったくちがう花でした。

やはりモモの見たことのないような色をしていますが、
こんどの色のほうが、はるかにゆたかで、はなやかな気がします。

においも、さっきとはちがう感じの、もっとあでやかなにおいです。
見れば見るほど、つぎからつぎとこの花のすばらしいてんが
モモの目に入ってきました。

けれどもやがてまた星の振子はむきをかえ、
花はさかりをすぎて、一枚ずつ花びらを散らし、
くろぐろとした池の底しれぬ深みに消えてゆきました。

しずかに、しずかに、振子は反対がわにもどってゆきます。
けれどさっきとおなじところではなく、ほんのわずかずれたあたりです。
そしてその場所、さいしょの花から一歩ほどはなれたところに、
またしてもつぼみがひとつ浮かびあがり、しずかにふくらみはじめました。

これほどうつくしい花があろうかと、モモには思えました。
これこそすべての花のなかの花、唯一無比の奇跡の花です!

けれどこの花もまたさかりをすぎ、
くらい水底に散ってしずんでゆくのを見て、
モモは声をあげて泣きたい思いでした。

でもマイスター・ホラにした約束を思いだして、じっとこらえました。
むこうがわにいった振子は、
そこでもまたさっきより一歩ほどとおくまですすみ、
そこにふたたび新しい花がくらい水面から咲きだしました。

見ているうちにモモにだんだんとわかってきましたが、
新しく咲く花はどれも、
それまでのどれともちがった花でしたし、
ひとつ咲くごとに、
これこそいちばんうつくしいと思えるような花でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ミヒャエル・エンデ「モモ」日々の気づきメモ

一会にわざわざ花を頼んでみようという花嫁さまは
いろいろなパターンがありますが、

せっかくお金をかけるなら、好きなブーケを頼みたかったから。
長年このブログをみてきて、真面目そうなので、花を頼みたかった。
検索したらあんまり見たことない感じで
自分の好みにあったから。
結婚式なんてやりたくないけれど、いろんな事情で
ドレスを着るから、せめて花だけは自分の好きな花屋で頼もうと思った。

いろんな理由がありますが、
それまでの紆余曲折をへて、その日花嫁さんになる自分、
それが、一番素敵だと思う。
一番、きれいな花。
誰よりも、どんなことよりも。

その、その日だけかもしれないけど、
これ以上ないってくらい確かな輝きに、
自分は、どうにも惹かれるんだと思うですよ。

その一瞬が、輝かないはずはない。

そして作り手の自分には、
その日、差し出せる精一杯の花を、気力を振り絞って
差し出すという時点で、
なんかほんとうに、これもまた「瞬間の花」だと思う。

一会のあとにくっついている
カルペディエムという変な言葉は
ラテン語で、
「今日という一日を摘み取れ」
という意味です。

カルペは、刈り取るという意味の命令形で、
ディエムは「今日」です。


 今日という、一日の花を、摘みとりなさい。



勇気を出して問い合わせてくださった花嫁様に
ありがとうっていう言葉と、
かなうかぎりのできる限りの祝福を。

願わくば、あの日電車の中でおしゃべりしたばーさまの、
幸せになりなさいよーという一声とともに、
長い人生に寄り添う、
ひとつの音色になりますように。


ではみなさま、今日もおつかれさまでした。



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by ichiecd | 2015-12-10 20:50 | ブーケ | Comments(0)


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