ウェディングの花の演出とブーケ。たった一日の花、でもいつまでも残る花を。
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雄山火口
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不思議な大きな球形は、雄山火口(おやまぼくち)といいます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 黒田さんは、
 「自分のように我ままで、怠け者で不器用な人間は、
 こつこつ仕事をしてゆくしかない。

 自分にはこれしかできないのだ。
 自分の好きなものしかつくれないのです。
 仕事は地獄のときもある。生活は苦しい。
 だから私はあなたにこの仕事をしなさいとすすめることは
 できない。ただあなたがこの道しかないと思うならおやりなさい。
 まず自分が着たいと思うものを織りなさい。
 先のことは考えなくていい。
 ただ精魂こめて仕事をすることです。

 云ってしまえば、誠実に生きることです。
 「運、根、鈍」とはそういうことです。
 何年も何年も黙々とひとりで仕事をつづけてゆけるか、
 中みがよっぽど豊かで、ぬきさしならぬことでなければ
 続かないものです」

 黒田さんの話は尽きることなく、
 次第に熱を帯びてきたが(後略)          
             
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 


         志村ふくみ 『一色一生』「日記」     
               
       
きゃあ。眠いです。
もう少し書きたいですが、今日はこれにて。


では皆様、今日もおつかれさまでした。
by ichiecd | 2007-08-30 01:21 | carpe diem | Comments(0)
心が揺れる
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一会のアシスタントさんから、
実のお姉様の為に依頼されたブーケ。

ブーケを実際に見て、
 アトリエで見るのとも違う、
 写真で見るのとも違う、
 ドレスに本当に花嫁さんが持っているところを見たら
 くらべものにならないくらいぜんぜん違う、
 感動しました。
というお褒めの言葉をいただいたので、掲載を。


心が揺れました、といいます。



たぶんどんなことでもそうなのでしょうが、
花を扱うことにも、そのときそのとき、
いろんな制限や問題があります。


発注した花がいまひとつだった。
仕入れがうまくいかなかった。
仕入れたのに、暑くていっぱい咲いてしまった。
寒くて、咲かなかった。

風邪をひいていた。
調子が悪かった。
寝不足だ。
心配事がある。
スタッフが急に休んでしまった。
注文がたてこんでしまった。
時間がなかった。
忙しかった。



悪条件が大小とりまぜていくつかあるのが常のことで、
環境のすべてが完璧に整うことなどありません。


欠けているだらけの条件に、
最後にひとつだけ付け加えることができるとしたら、
自分の思いだけです。
時間がなくても自分の寝る暇を多少削れば、
すこし、時間が作れる。

一句を書くことは 一片の鱗の剥脱である
一片の鱗の剥脱は  生きていることの証だと思う

一片ずつ 一片ずつ剥脱して全身赤裸となる日の為に
「生きて 書け   」と心を励ます

                     (三橋鷹女『羊歯地獄』)




私にとって、やはり好きでしている仕事なので
手を抜くということはすごくしにくい。
拙くても時間がかかっても、出来る限りのことをしたいと
それだけは、本当にそう思います。
これはもう性分だとしかなんとも。。。


しかしそれは所詮、私の独りよがりです。
作り手の思いなどどうでもよいことだ、といつも思います。
どれほど、こんなブーケはもう作れないというほどに
思い入れをしても、それは作り手の勝手です。


でも、こうして、伝わったのかなと思える時、
それはやはり砂漠の中の一粒の砂金のような、
その砂金を本当にこの手にとって、重みを感じるような
錯覚をみます。



ありがとうございました。
by ichiecd | 2007-07-17 23:14 | ブーケ | Comments(2)
新郎新婦様からのメール 笑顔という報酬vol3

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昨日の続きを。

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。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


こんにちは。先日はお花を本当にありがとうございました。
その日のうちにお礼のお電話がしたかったのですが、
バタバタしてしまってなんのお礼も言わずにすいません。

当日のお花は本当に素敵でした。
前日まで「どんなお花がくるんだろうね」と彼と話をしていて、
当日朝メイクをしているとお花が届けられ、
それまでまだメイクも完成していなかったしドレスも着ていなかったので
花嫁の実感がなかったのですが、あのブーケを見た瞬間に
「あぁ私花嫁さんなんだなぁ」
とじわっと涙が出そうになったのを覚えています。

和装のブーケも無理を言ってしまって、
きっと岩橋さんを困らせてしまったんでは・・・。
といつも思っていたんですけど、届けられた和装ブーケは本当に可愛くて
岩橋さんが今まで花嫁さんの姿を思い浮かべながら、
本当に気持ちをこめて作ってくれているんだなぁと
感じさせられるものでした。
可愛くて可愛くて、私の中では一番のお気に入りブーケです。
親族も皆既婚なのにブーケを欲しがっていました(笑)


ブーケは全てプレゼントする予定だった親友にあげたので
手元にはヘアードが残りました。
小さなお花なので夕方には元気がなくなってしまっていたのですが、
ホテルで処分するのは嫌だったので
その日はホテルで水を含ませたティッシュにあてて
次の日全て家に持ち帰りました。
そして今はお部屋のガラスの器に入れて
ギリギリまでその美しさを楽しんでいます。

会場装花も全て本当に生花なのかなと思うほどもちが良くて、
二部の終わりまで元気にキレイに咲いてくれました。
お客さんの持ち帰りにしたのですが、
みんな「本当に可愛いね!!」と言っていました。


まだまだいっぱい書きたいことがあるのですが、
写真が出来たらもう一度メールします。

とりあえずは今家にいるガラスの器に入った
ヘアードちゃんたちの写真を送ります。
2日たってもまだキレイです。
一緒にアジサイが写っていますが、
コレは二部で友達が作ってくれたヘアードです。

本当に本当に有難うございました。またメールします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そうしていただいたのが今回の一連の写真でした。

笑顔という名の、報酬でした。



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最後の写真は、配られたバージンロードの花を握りしめる
小さな女の子。
未来の花嫁さんの記事を思い出しました。


本当に、ありがとうございました。
by ichiecd | 2007-07-16 23:02 | ブーケ | Comments(0)
笑顔という報酬 vol2
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このときの和装のブーケの新婦様より、
お写真を頂戴し、どうしても今日掲載したい事情があって
ひとあし先に、このお写真だけ・・・

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いただいたメールに、一会さんのブーケのおかげで
ずいぶんきれいに撮ってもらえました、とありました。
その茶目っ気のまじる嬉しい文章の最後に、

一会さんのブーケ写真は
結婚式アルバムの一ページ目を飾っています。
きっと何度見ても幸せになれる写真です。


という一言が添えてあって、
それは、
胸にずしんと響きました。


「なんのために、仕事をしているか」というなら、
それはもちろんお金のためです。

でも、



という言葉のあとに、続ける言葉が今は見つかりません。
・・・とりあえず、今日はここまでで。

この続きはまた、いただいたメールと一緒に
ゆっくり御紹介したいと思います。

みなさま今日も、お疲れ様でした。


追記;そういえば、誰かそんなこと書いてたなと見直したら
この日のアシスタントさんの記事でした。
タイトルも同じ。さすがやんね。せっかくなのでvol2にしてみました。

新郎新婦様からのメール 笑顔という報酬vol3

新郎新婦様からのメール 笑顔の報酬 2年目へ
by ichiecd | 2007-07-15 22:17 | carpe diem | Comments(1)
砂糖菓子    『花時間』7月号「最新花情報」
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ヘビーユーザーに認定をいただいたので、
アオキさんの手になるブラックベリーを堂々紹介!


三田、慶応大学の右隣にある小さなケーキ屋さん、
「とばや」さんへお届けしたアレンジです。


一会のある白金からほどなくの、この三田近辺には
毎週、定期的なお届け先がいくつかあります。
それは私が、一人で一会をはじめてすぐのころから、
御紹介が御紹介を頂く形で、
ほんとうに少しずつですが、オフィスの受付や
歯医者さんのカウンターへ、
欠かさず届けさせていただいてきた花。


でもこの秋冬のウェディングの受注さえ受付制限する中、
一会の仕事量が容量を超え、
ついに、ひとまず活け込みを休止せざるをえなくなりました。

3ヶ月前には、誰よりも自分が思いもよらぬことでした。

身を切るような気持ちで、勇気をふるって事情を説明すると、
誰お一人として、文句をおっしゃらないのです。


 とにかく無理しないで、一会を続けてくれたらいいから。


 遅すぎるぐらいだよ、賢明な判断だと思うよ。


 配達が無理なら、花瓶を持って白金まで行くから。


 一会の花が好きなんだから、他の花屋さんには頼まない。
 再開できるまで待つから。

迷惑な、罵られて当然の、一方的な花屋のお休みのお願いに
こんな温かな言葉をかけていただけるなんて
本当に、思いもよらず、
今はただ、頭を下げるばかりでした。



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 『花時間』7月号(角川マガジンズ)129ページ
 「アーティストのいち押し!最新花情報」
 (写真:瀧岡健太郎氏 文・高梨奈々氏)
という企画で、製作させていただいたアレンジ。
銀色のお菓子皿を二枚重ねて、スカビオサの新種「ピンクシェル」を
ぐるりと挿して、上に載せたのはやはり
「とばや」さんのクッキーでした。

トシをとるにつれ、ケーキなどをだんだん食べなくなってきた自分ですが
「とばや」さんのお菓子だけは例外です。
その甘さはどこか懐かしく、あたたかな味がします。
心に糖分をもらうような、そんなお菓子ばかりです。
ちなみにこれからの季節はブドウゼリーと柚子ゼリーが
一押しです。とくに柚子ゼリー、絶品です。
食べるたびに思うのは、心が入っているお菓子って
ほんとに違うんだなということ。いつも、そう思います。


ちなみに『花時間』さんの同じページで
御紹介したひまわりのジョーカー。
こちらは草花園さんのもの。
同じくバラのヴェネチアンは、ファインローズさんのものです。


花を土から作る人がいて、それを楽しみに待つ人がいます。
その端境に自分がいることが嬉しい、この手で手渡せることが嬉しい。
それは今も変りがありません。

御不便をおかけするお客様には本当に、
なんて傲慢なことかと、心より申し訳なく、お詫び申し上げます。
でも活け込みのお休みをお伝えするまでずっと悩み苦しんだことも、
こんな有難い言葉をいただいて、
まるで本当に心に思いがけない砂糖菓子をいただいたような
そんな気持ちです。
今は、お礼の言葉を伝えるほかありませんが、
ありがとうございました。


では皆様今日もお疲れ様でした。
by ichiecd | 2007-07-05 23:57 | carpe diem | Comments(2)
一会に花を頼まなかった新婦様のお話
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以前、似たタイトルで一度記事を書いたはずだ・・・と10分ほど探したものの
すぐに見つからず、我ながら毎日まいにち毎日まいにち、ほんとにもう・・・
書きすぎです。


『花時間』さん6月号の記事も、いただいた新婦様からのお写真も、
御紹介したいメールもスクールの写真も、あれこれ山のようにためて
でも今日は、この記事で。

一会は今週末、上半期最大のピークというにも関わらず
どうしてもはずせない大切な装花の打ち合わせがたくさんあって、
そのうちの一組の方には、ずいぶん予算オーバーになってしまって、
説明しながら、「どうしよう・・・」と汗だくな自分。

長い沈黙のあとに、ご新郎様が、「うん、じゃあ、その分稼ごか」
とおっしゃってくださいました。

「え、マグロ漁船とかで?遠洋にいっちゃうのー?」と
すかさず突っ込みをいれる新婦様。
「そう、もうこの際日焼けしてタキシード着て松山千春歌う」

素敵すぎです。。。


御予算というのは、とてもとても大事なことだと思っています。
私でさえ、こんな小さな花のアトリエを経営していく中で、
いつもお金のことも踏まえて、毎日、決断をくださなければならない。
どちらか、ひとつを、決めなければならない。重圧です。

まして一生に一度のことを、はじめてふたりでやりとげようという
新郎新婦様に、「決める」ということは
どんなにか大変なことだろうと思ったりするのです。


ここのところ見知らぬ方から頂いたメールが気にかかり、
今日は許可をいただけて、そのメールを御紹介します。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(前略)

実は私は先月結婚式を挙げました。
それまでは、お花は特に興味がなく、
会場のお花もとりあえずなんでもいいから
あればいいくらいに考えていて、
ネットで検索した格安のお花屋さんにお願いしました。
一会さんのHPを見つけたのは、
ブーケの参考画像を探すために
いろいろなHPを見ていた時でした。

ほんとうに、ほんとうにPCの前で
いや~ん!!と叫んでしまいたくなるほど
かわいくて素敵なお花ばかりでした。
披露宴まで一ヶ月を切っていたので、
さすがに一会さんにお願いするのは無理だろうと思い、
全く同じものは無理でも、せめてこんなテイストで作って欲しい、と
お願いしていたお花屋さんに
岩橋さんのブーケの画像を送らせていただきました。
(勝手に使ってしまい申し訳ありません。)

当日届いたブーケは....私のイメージとは全くかけ離れた、
送った画像とは似ても似つかないものでした。
あまりにも嫌でその場で友人に
隣の日比谷花壇に走ってもらい、
即効でクラッチの花束を作ってもらいました。
たまたま友人がヘアメイクの仕事をしており、
ブーケも見慣れていてセンスもいいので
作ってきてくれたブーケはとってもかわいく救われたのですが・・。

岩橋さんのブログを見るたびに、
私はもう岩橋さんにお願いすることはできないんだと
思って悲しくて悲しくて、
自分の披露宴の際のお花が悔やまれて、
油断すると泣きそうになるので
もう見るのはやめよう、とも思うのですが、
やっぱり岩橋さんのお花はとっても素敵でかわいくて
いや~ん!という感じなので、結局毎日のように見ています。

そして、お花の写真だけでなく、
岩橋さんのお花に対する思いや、仕事に対する真摯な気持ち、
新婦さんに対してのあたたかさが溢れる文章を読んで、
本当に胸を打たれます。


なんとなく、自分でも何かしたくなって
先日フラワーアレンジスクールの体験に行ってきました。
岩橋さんの素敵なお花ばかりを見ていたので、
なーんかオーソドックスなバラとかしかないし
イメージとは違うなーなんて、
とんでもなく生意気な感想を抱いた初心者ですが、
今後も仕事の合間に通えたらいいなと思っています。
それから今まで何事もなく通りすぎていた通勤途中の
お花屋さんが開いているときには、
必ずお花を見てから帰るようになりました。


自分でお願いするのはあきらめる他ないとしても、
今度友人が結婚する場合は、
ぜひぜひぜひ岩橋さんにお花を頼むようにお願い?して、
会場で岩橋さんのお花を見て、さらに家に持ち帰るという
密かな野望を抱いています。


本当に、お忙しい岩橋さんに、
こんな見ず知らずの私の話を書いたメールを
お送りするのはご迷惑とも思ったのですが、
岩橋さんにブーケを作ってもらった当事者の方以外にも、
岩橋さんのお花で心を動かされている人がいます
ということをお伝えしたくて。


お花の華やかさとはうらはらに、過酷なお仕事だと思いますが、
お身体に気をつけて、今度ともますますご活躍ください。
これからもブログ楽しみにしております。

そして、いつか、一会のレッスンに
参加できればいいなと思っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ということでした。
読んでいて胸がしめつけられるというのはこういうことかと思います。
でもどうにもできなくて、
それでも、もしも自分のブログがきっかけで、
花に興味が出てきたとおっしゃってくださることが本当でしたら
こんなに嬉しいことはない、と思うのです。



一会の花は、たぶん格安ではないです。
500円のものを400円で工夫しても、
500円のものを半額にはできない。
それは無理です。そこに心を砕くなら、私は
ちゃんときちんとお金を払ってくださる新婦さまのために
自分の気持ちを割きたい気さえするのです。

でもかりに御予算が400円でも、
そこからからさげられないことのひとつの赦しとして、
400円以上の価値を含ませることが
できれば。そう思って毎日仕事をしています。


「何故断らないんですか」
そうアシスタントさんにいわれて、かえせなかった
理由の一番大きなひとつは、たぶんそこだと思います。
ときどきいただくこうしたメールを読むと
御予算で、お断りして本当にいいのかと、思うのです。


では皆様、今日も本当にお疲れ様でした。
by ichiecd | 2007-05-24 01:02 | carpe diem | Comments(5)
シェ松尾天王洲倶楽部さま 春のひかり 御両親への花束
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今日はどうしようかと考え始めて
写真を見ていて、そうしてこの一枚に気持ちが和んだので、
「春のひかり」続編を。
花束製作はアシスタントポチです。
中央のかわいいピンクとしかいいようのないピンクのバラは
ストロベリーパフェ。略してストパフェ。その略し方もどうかと。


オンシーズンに入った木曜日は、週末のウエディングの製作の日です。
最近は木曜になると、あーおいら花屋だったんだ、と思い出します。
昨今はメールの送受信や見積もりやいろいろやに忙殺されて
月曜から水曜まで、うっかりすると花を触る機会がなかったりします。
何やってんだ自分、と思うのだけど、仕方なく。

久々に花をしっかり触ると、
ずっと水に棲んでいた生物が、
やっと水に戻れて、その中でふかぶかと深呼吸できるような
そんな感覚なのですが、
余計にややこしいたとえはやめます。


今日もまた、5月の新しいお問い合わせをお断りしてしまいました。
製作でとても手が離せないので、仕方なく、本当にやむをえず、
アシスタントさんからお返事を出してもらうときがあります。

「じゃあ、お断りのメールを書きますよ?」
「・・・・うん」
「書きますよ?」
「・・・・うん」
「書きますよ?」
「・・・・」

って何回聞くんだ!

「だってほんとに断っていいのかと思って・・・」

だってほんとは、それは、やっぱり、イヤなんです。
せっかく一会にと言ってくださる方を、断りたくないんです。
でも仕方ない、他に方法がない、やむをえない。
ひとつずつの手仕事なので、できることには限界があります。
私の気力&体力には限りがあるのです。くー。


というわけで、できましたら皆様、
なるべく早いお問い合わせをお願いします。
6月7月もぼちぼち締め切ります。
毎回ほんとに、葛藤しますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。


先日ブログを読んでくださったという方から
突然のお電話をいただきました。

「自分も花の仕事を目指したいのだけれど、
…花の仕事は過酷ですよね?」
「はい。」

と普通に答えて、互いに、5秒、沈黙。
笑い出してしまいましたが、
それはウソ偽りなくそうだと思います。
あとは腹をくくってやるかやらないかそれだけです。

    
    「どうやったら?」

と、ときどき聞かれます。

どうやったら、花の仕事で食べていけるのでしょう?
やはり素質や才能が必要でしょうか?
たくさんの努力が必要でしょうか。

うーん。

私には私の答えしか出せず、それは万人共通の正解ではない。
それを踏まえていただいたうえで、ただひとついえることは、
「やるかやらないか」それだけです。
やった上でやはり大変だという判断は、それはその人の判断です。

たぶんそれは、このブログと同じで、
毎日書くことに意味があるのかというとたいしてそうでもなく、
価値があるのかというと別にそれほどでもなく、
一会、という花屋が無ければ、新婦様は他の花屋さんに頼むというだけで、
でもただ、毎日このブログを書いている、
その事実だけが、ひとつ残り、ひとつ積み重なっていく。
ただそれだけです。
意図しないところで偶然に、ときどき慰められる人もいることに
私がまたチカラをもらったりして、
小石を積み重ねるような今日という一日があるだけなんだろうと、思います。
それは50年後に残るかというとそんなこともなく
毎週入荷しては、ここでしばらく咲いてそして私に捨てられていく、
花と、同じだろうと思います。


では皆様、今日もお疲れ様でした。
by ichiecd | 2007-04-27 00:22 | carpe diem | Comments(1)
2007 一会 母の日ギフト3
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先日市場で、数ヶ月ぶりにばったり会った同業者の方。

「あ・・・ずっと、ひとつ言いたかったことが」
とおっしゃるので、

「なんですかなんですか?」と、
営業スマイル満載で聞くと


「スキーウエア、お似合いでしたよ!」


むか。

そもそも、その話題、古いです。
終わってます。
はっぱさん。

8×8happa
http://www.8happa8.com/
は、大宮のお花屋さんです。
たまにその日記をこっそり拝見するのですが、
いつも、不覚にも、感心させられます。


私の場合、ブライダルの花、一生に一度の結婚式の花。
綿密なやりとりを重ねて、
ブーケひとつでもそのために市場をうろちょろして仕入れをして
2万3万という大金をいただいて、ひとつひとつ丁寧に作る仕事。
そこでひとつの世界を作るのは、当然、なのだと思います。
満足をいただけてあたりまえだろそりゃという。

でもはっぱさんのお仕事は、3000円とか4000円とか、
でもその予算で、店頭にある花を選んで作る仕事。
なのに、ちゃんとひとつの世界を作り上げている。
その花にはひとつひとつ、ちゃんと息吹がある気がします。

すごい。と思います。
ほんとに脱帽です。若干腹ただしいくらいです。(ホンネ)


旅おたくなのでつい旅にたとえてしまうと、
一泊何万もとる高級旅館でよいおもてなしをうけるのは
当然のことで。
そこで従業員が態度悪かったり、ご飯がまずかったり、
温泉の洗い場が不衛生だったりしたら、
私ならフロントで暴れます。
ちゃぶ台ひっくりかえします。
ばーんと!
(いえ実際にはひっくりかえしませんが。ていうか
ちゃぶ台ないだろ)


でもそうではなくて、
リーズナブルな価格で、よいものを提供するというのは
本当にすごいことだと思うのです。
(えーと。自分で自分をフォローすると、
一会も、それを目指しているのは本当です。
コスト対効果としては、かなり安いと思います。)




「せっかく日記書いていらっしゃるのに
ハナニッキ((業界のブログリンク集)には登録しないんですか?」

と聞くと、
「いえそれほどのものではないので!」
という謙虚なお話でした。
なので、許可をいただいて、
ひそやかながらこの一会ブログで強引に御紹介させていただきました。
大宮近辺の皆様はぜひ、のぞいてみてくださいね。


ちなみにその花業界唯一最大のブログリンク集、
hananikkiハナニッキさんは、
こちらです。
http://hananikki.jpn.org/


主宰の草花園さんは先日の『花時間』でも大きくとりあげられたので
御存知の方も多いかもしれません

草花園(そうかえん)
http://www.so-kaen.com/

なにかとお世話になっている
ユリのすずきさんのブログ
http://blog.goo.ne.jp/suzuki_no_yuri
一眼レフのレンズが今度、一会とおそろになるそうです。なかまなかま。



こちらもご縁を頂いて、とても嬉しい方ですが
ユリの滝沢種苗さんのHP
http://www.takiyuri.com


ときどき市場で、ブログ読んでますよ、と
声をかけてくださる方がいます。

同業者の方、関係者の方にそういっていただくのは、
またひときわです。

その方の生産してくださる花。
受け渡してくださる花、探して整えて下さる花。
そろえてくださる資材。
どこかでひとつ欠けたら、その日の花はできません。
あるいは完成度がさがります。
たくさんの、ほんとにほんとにたくさんの人の手と
気持ちが込められて、ある日ひとつの
一会の花になります。
全部が滞りなくすすんで
最後に、送られたかたの、あるいは花嫁さまの笑顔になります。

一会は、花を売るのではなく、
かなうことなら、その笑顔を売りたい。と思います。
それは、高い高い理想です。
でも私には切実な。


では皆様今日もお疲れ様でした。
by ichiecd | 2007-04-19 23:01 | carpe diem | Comments(3)
絵に描いた花 bouquet dans une loge 
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ルノアール、
「Bouquet dans une loge」。

 わー19世紀の花束も今と同じようなラッピングなんだ!

と、職業病的に感心して、つい撮影した一枚です。


logeというのをオンライン辞書でひくと「露店」とか出てきて
に、しては室内の雰囲気だし意味がわからん・・・と
悩んでいたところ、
一会のフランス語担当Gさんがパズルを解いてくれました。

 ボックス席に置かれた花束とかボックス席の花束 という意味です。
 (ちょっと意訳です。dansが~の中のとかいう意味です。)

だそうです。
なるほど。勉強になるなあ。さすがです。

今回のパリ行きの主目的のひとつ、
オランジェリー美術館の、その地下に展示されていました。
地上のモネの「睡蓮」は、壁の前に立ち目を開けると
全部がその世界という、好きな人にはこたえられない絵です。

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前回行かなかったのはあまりの混雑に恐れをなしたからで、
もうすいているだろうと思ったら長蛇の列。
実は、もうひとつ別の企画展も開催されていたのも人気の理由だったらしく
でもそちらはそちらで自分の好きなラ・トゥールも5点ほど集められていて、
すごく得した気分でした。
ビバ!フランスの美術館。とつくづく思う。





今もぽつぽつメールを頂くのですが、
ひとまず一会の今回の求人につきましては
単発登録アシスタントのほうは締め切らせていただきました。
本当に申し訳ありません。
でももし、ぴったり条件に一致という方がいらしたら
やはりぜひ、と思いますのでどうぞ御一考ください。
基本的にはやはりワークシェアリングの考え方があって、
一人の人に無理をさせるよりも、効率が下がっても
統括が大変でも、何人かの人に分けて負担していただくほうが
よいのかも、とも思います。


今日も新しい人に来ていただいて一緒にお仕事、
また夜は、別の方でこのブログを長く読んでくださっているという
応募してくださった方と、長い間、お話したのですが、
そうして、今回のリクルートを通じて自分でもはじめて痛感するのは、
私自身が、ずいぶん高望みをしてるんだなあということです。

私は、自分の好きな仕事をして
それで白金にアトリエをかまえて
自分で食べてくことができて
お客様にきちんと対価を払っていただいて、
そしてこんなにも感謝していただいて、
そしてまた、一会に働きに来る人にも
楽しんできて欲しい。
一会で花を作ることが、幸せでいてほしい。

そんな、絵に描いた餅のような理想を、
自分はどこかで、かたくなに信じているのだ、と
今回しみじみ思いました。自分でもびっくりしました。
ちょっとあきれてしまうようなムシのよい話。

でも、「結婚式の花」という、
本来幸せな仕事をしているのにもかかわらず
それを作る人が、職場に来るのがつらい、
仕事をするのが苦しい、という状況は、
でも、どうしても、どこか違うことのように思うのです。

自分にはどうしてもその事実と折り合えない。

何度自問しても、一会に来るのが辛いのなら、
私もやはり辛いと思う結論にはかわりがないような気がします。

でもそれは、高望みのしすぎなのかもしれません。
所詮あまりにきれいごとなのかも、とも毎日のように思います。
今もまだ、どうしたらいいのか、答えは出ないままですが、
相変わらず書きたいことを書いてしまうブログ・・・

では皆様、今日もお疲れ様でした。
ていうか毎回長すぎです。
風邪なおったとたんにおまえはよー。(実はひいてました)


明日もまた新しい一日。

どうぞよろしくお願いします。




 
by ichiecd | 2007-02-15 23:58 | carpe diem | Comments(1)
あの頃の夢、今の夢
皆様、こんにちは。
昨日から一会の主、岩橋先生がフランスに出張で不在のため、
本日からアシスタントが交代でブログを担当致します。
そのトップバッターは、私。。。
またしてもというか、そういうめぐり合わせなのか、前回も私でした・・・。
沢山のご新郎様、ご新婦様、お花に携わる方が見ていると思うと、
かなり緊張しますが・・・。多少の不具合はご愛嬌ということで、よろしくお願いします。

岩橋先生の今回のフランス出張にちなんで・・・
私の過去の夢。
それは、フランス語の翻訳家になることでした。
高校の時に、某ドラマで舞台がフランスで、その時に朗読された
「ミラボー橋」という詩に魅せられ、大学でフランス文学を学びました。
本当にのめりこんだら一直線、バイトで資金を作り、
夏休みを利用しパリへ1ヵ月半短期留学しました。
フランス人は冷たいという言われもありますが、そんなことはなく、
片言でもフランス語で一生懸命伝えようとする気持ちがあれば、
誰でも親切に教えてくれます!
いろんな人と触れ合い、芸術を堪能し帰国しました。
また、フランスに留学することを信じて・・・。

その後も必死に勉強し、卒業旅行にもフランスに行きました。
やっぱり、いいっ!
その理由はなんなのかうまくは言えませんが、
心地よさというか個人行動が好きな私にこの国の雰囲気が合っていました。

今度は長期で・・・
派遣として就職した後も、留学資金を溜めつつ語学のスキルアップの為、
語学スクールにも通いました。
そこには私ぐらいの世代から親の世代まで幅広く学びに来ていて、
そして私よりうまく、刺激的でした。

ところが決算期の忙しい時期でなかなか思うように
時間が取れなくなってきたとき、
大好きだったフランス語を勉強することが苦痛になってきました。
どんなに忙しくても、大好きなフランス語だったら苦にならないと思ってました。
でも、苦になるってことはフランス語は仕事としてはできないのかも・・・。

スクールに行くのを辞めてしまいました。
その時の疲れた心を癒してくれたのはフランス語ではなく、
今まで興味のなかったお花でした。

それから紆余曲折を経て、今私は一会のアシスタントをしています。
先生がブログでアップをしてくれる、新郎新婦様からの手紙を読んでいると、
本当に胸にジーンと響くお言葉ばかりです。
新郎新婦様がなぜこんなに喜んで下さったのか。
それはもちろん、新郎新婦様のイメージにあうブーケを、空間を作り上げる
ということですが、プラス希望をいい意味で越えることができたからの
お褒めのお言葉なのではないかと思います。

期待を超えること、それはもちろん岩橋先生の空間をデザインする力が
あるからとも思いますが、私は一会に来て本当にスタッフに恵まれたと
思っています。お互いをフォローし合ったり、助け合ったり。
そんなスタッフ全員で作り上げたからこそ、最高のお言葉を
かけてもらえるのではないかと思います。
一人でもくもくと仕事をするのが好きだった私も、
今はみんなで仕事をするのが大好きです!
お花の仕事につけたこと、本当に良かったと思います。

これからも沢山のカワイイお花で、新郎新婦様を魅了できるように、
今の私の夢です。

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by ichiecd | 2007-02-04 15:27 | carpe diem | Comments(0)


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