ウェディングの花の演出とブーケ。たった一日の花、でもいつまでも残る花を。
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ときしゃくやく
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ときしゃくやく です。


なんでこんな写真を撮ったんだ?としばし考えて
あ、そうだ、今入院しているある方に
写真だけでも送ろうと撮ったんだ、と合点しました。

お見舞いに行きたい、行かないと、と思いながら
毎日が過ぎます。
行って帰るのにたぶん3時間か4時間、
わずかなその数時間が作れなくて、
申し訳ないです。


お詫びの気持ちをこめてアップして、
また製作に戻ります。
by ichiecd | 2006-04-15 22:07 | carpe diem | Comments(0)
桜の花 此世の他
春の風の強い一日、東京は
青い空のもとに桜の花が舞い散っていく今日でした。

桜というのは、つくづくと不思議な花です。

この季節、花の仕事に従事する自分には
ウエディングはもちろん卒業や送別やいろいろなイベントで
トップシーズンのひとつ、
てんてこまいの毎日で
ゆっくりと花を見る機会がなく、
その桜の咲く数日が過ぎていくのが毎年のこと。

その忙しさにもかかわらず
また、たった数日にもかかわらず
けれどその咲いている間は
なんだか浮き足立つような、地に足がちゃんと着いていないような
心の騒ぐような、一日が、ただ続きます。


3分咲いたといっては人に伝え、
5分咲いたといっては息をつめて開くのを待ち、
満開になった今日は、あと数日、と指折り数えて
その数日が惜しく、またいとおしいようで
心がざわざわとして鳴り止まない、そんな気がします。


桜の花をうたった歌はいくつもありますが、
以前このブログ記事でも掲載しましたけれど
今、今日という一日はこの歌を何度も思い出させられました。



いかでわれ此世の外の思ひ出に風をいとはで花をながめむ
                                
                                 西行

参照サイトはこちらへ 
「山家集の研究」
http://sanka05.web.infoseek.co.jp/waka04.html


此の世のほか、つまり「此の世でない世界:あの世」への思い出に
願うこと、その切実な思いは、たったひとつ。
花を静かに、ざわざわした心ではなく
物狂おしい想いではなく、ただその花、桜の美しさだけを
ひたすら眺めることができること。
(自己流の解釈でいい加減です、いつものことですが)

(さらに、ついでにつられて思い出す歌、

あらざらんこの世のほかの思ひでに今ひとたびの逢ふこともがな

和泉式部の歌で、すっごく乱暴に要約すると
病気のころ、此の世のほかであるあの世への思い出に
もう一度ひとめ会うことができたら、という歌。
解説はこちらのHP「やまとうた」へ


確か田辺聖子さんの百人一首の本だったと思いますが
「此の世のほか、という言い回しが和泉式部ならではの独特の表現で、
まさに吸う息吐く息が歌になるという、天性の歌人であった」というような
解説があったように思います。
手元にその本がなくうろ覚えで恐縮ですが。
死ぬ前に思うほどの、切実な願いは、何か?
そう考えると、和泉式部も西行もその切実さを思わされて
またひとつ深く心に響くような気がします。)



花というのは、限りがあって
必ず終わっていくものです。
でも、そうでないものは、実はこの世の中には何もない、
その単純な事実を、手のひらに乗せて差し出される。

桜を見るこの数日、
たった数日のあいだに凝縮する一生を思う今日、
4月になったことに気づいて毎度ながら、やや愕然・・・

確かにブログを見ると一日一日なんやかやあるものの、
こういう年のとり方でいいんだろうか、と
じっと手を見る今日このごろでした。
by ichiecd | 2006-04-03 22:27 | carpe diem | Comments(0)
「イリュージョン」 リチャード・バック
 
  蒸気の水玉が表面を被っているマーガリンを見ながら、
  残りの人生の最初の日残りの人生の最初の日、
  彼はそうハミングしている。

        (『イリュージョン』 リチャード・バック著 村上龍 訳  
          集英社1981年第一版 以下引用は同著)



好きな本をどれか一冊、と言われたら、
この本になります。

ウエディング展レポートの途中ではあるのですが
また画像がアップできないのでちょっと休憩。
エキサイトブログさん最近調子悪いのでは・・・?とほほ。


もう数え切れない程読んでいるので
その隅々まで知っているようでいて
今またこうして読むとやはり新鮮な感じがします。
好きな本、というのはそういうものなのかもしれませんが。
一番好きなくだりも、いつも同じです。



  ドンは干し草の上に座り、僕の目を見て話す。

  「どうしても言いたいことがある。
  自由が欲しい時は他人に頼んじゃいけないんだよ、
  君が自由だと思えばもう君は自由なんだ、
  リチャード、このことのどこがいったい難しいんだ?」



選ぶ道は、自分で決めてよいのだと思います。



今日もまたひとつの、「今日という一日」。

今日は『花時間』さん(角川書店)6月号の
プリザーブドの撮影でした。
とても新鮮な撮影でした。
そしてお昼にいただいたカレーが美味しかった!です。(笑)

5月7日の発売になりますので、皆様どうぞご覧くださいね。
by ichiecd | 2006-03-23 22:39 | carpe diem | Comments(1)
今日と明日
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来週いっぱいまで、
「ほぼ毎日ブログ」→「だいたい毎日ブログ」へ
変更させてください、と、三つ指をつきます。

今日もパス2のカードをきろうかと思いましたが、
あたたかいコメントやメールをいただいて、
一言だけ書きにきました。
指の話もおもいのほか反響が大きく
市場でも「見たよ~平気?」と思いがけないような方が、
声をかけてくださって、わーこっぱずかしいやらびっくりやら。



メールがたまっておりますが、
明日中にはお返事します。
申し訳ありません!
どうぞよろしくお願いします。

今日も午前中はよいお天気でした。
もう春ですね。
by ichiecd | 2006-03-14 23:59 | carpe diem | Comments(2)
シンクロ・・・春の日に
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昨日今日とあれこれと、
ブログネタは実はてんこもりなのですが
なにを書くべきかどの写真にすべきか
迷ったあげく、やっぱりこれかな・・・

上の写真は
12月15日の記事の「シンクロ」の方からのお仕事の一枚。

昨日は東京は朝から雨が降り続き、とても寒い一日でした。
夜遅くからのディスプレイの仕事があり、
桜だの桃だのの大枝を壷にどんと飾り、
「わあ春ですね、爛漫ですね」とお客様と言い合って
そうして戻ってきたのは夜中の3時近くだったでしょうか。

気づくと雨はやんで、バックミラーに月の映る
しっとりした春の夜になっていました。
車の窓をあけて風をいれながら
明日は晴れるかな、と思いました。


そうして今日は、とても穏やかで優しい春の一日でした。
冬はやはり好きですけれど
それはたぶん変わらないのですけれど
そのシンクロの記事の方も、
そして私も、冬が好きの気持ちの中に
ひとかけらの春の一日を織り込んでいるんじゃないかなあ、
と、勝手に確信した日でした。

夕刻、陽をうけてきらきらとする桜の大木が
そのエントランスにあり、
桜の写真なんて私が撮ったところで・・・と恥じつつも、
でもついつい記念にシャッターを押してしまいました。
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by ichiecd | 2006-03-11 23:27 | carpe diem | Comments(0)
シンクロ
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岐阜、濁河温泉付近での一枚。
にごりごおんせん、と読みます。
訪れたのは東京ではまだ
シャツ一枚ですみそうな穏やかな秋のころでしたが、
すでに視界はうっすらと雪景色でした。

春夏秋冬それぞれよいと思いますが
この空気が冷たく澄んで、
静かな気配の冬、
私自身はかなり好きです。

昨日、現在ヨーロッパにお住まいの、
あるお客様へのメールで、
「東京は冷え込むようになりました。
でも冬は冬で好きです」、と
何気なくその末文に書いたところ、
私もそうなんです、
ちょうどそんなことをブログに書いたところです、と
お返事が来て
ただそれだけのことなのですが、
なんだか地球の反対側で
シンクロしているようで
嬉しかったのでした。

同じく昨日、
師匠:鈴木ひろ子先生と話をしていたら
「才能なんて言葉、ただの言い訳。」と
ひょいと言い切られて、
まったく同じことを
考えている最中だったので、
まるでココロを読まれたようで、
なんだか可笑しくて楽しい気持ちでした。


東京はすっかり冬になりました。
空気がしんとして、光が冴えて、よい季節です。

昨日通りかかった青山のエイベックスのイルミネーション。

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by ichiecd | 2005-12-15 23:59 | carpe diem | Comments(2)
なぜ毎日ブログを書いているのか
今日はまた写真がアップできないようです・・・?

なのでまた、寄り道してタイトル通り、
花とはまったく関係のない、言い訳。
かつ、長文ですので、
この土日の隙を狙ってアップすることにします。

こちらに・・・
by ichiecd | 2005-12-03 23:40 | carpe diem | Comments(3)
遠くでだれかがうたう・・・・
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学生のころアルバイトをしていた経験を含めると、
もうかれこれ10年以上、花の仕事をしています。

そうして年を経るごとに、
自分からどなたかへ、特別に花を贈る、という
機会は、むしろどんどん少なくなりつつあります。

仕事が忙しければ忙しいほど、
どうしてもそちらを優先にしてしまいがち、
自分のことは後回しになりがちです。
この数年というもの、たまには、と夕食や遊びに誘ってくれる
個人的な友人に、どれだけ不義理をしているかというと・・・
本当に申し訳ないところです。

今、自分にとって大切な方へこの手で花を贈る機会は
年に何度あるのかというと、本当に片手にも満たないくらい。
いや、年に1度か2度くらいと言ってもいいくらい。

この写真の花は、その花の一枚です。

ここ数年、何度も花を贈る機会はあるのですが
その方が好きなお花の雰囲気は、いまだに
よくつかみきれません。
きっと何を送っても喜んでくださる、それはたぶん本当なのですが
毎回、同じように悩みます。

一種類くらいでたっぷりまとめたほうがお好みかも?
もっと渋い色みのほうが、スタイリッシュでお好きかも?
もっと珍しい花をいれたら喜ばれるのでは?

そう思いながら市場を端から端までうろうろして、
「ああ、花がない!」と悲嘆にくれるのが常のこと。
それは、まるで、女性がここぞという日に
洋服でぱんぱんのクローゼットの前で
「着ていく服がない!」と、つぶやくがごとく、
市場の長い通路の往復を繰り返し、
何を買って帰ったらよいのか、
そこでただ途方にくれるのです。

今回、それを救ってもくれたのはスカビオサ。
見た瞬間に、以前聞いたその人の言葉が浮かんできて、
じゃあ今回は、これにしようと思いました。
ちょっと甘いくらいに、頭がイタくなってしまうほど甘いくらいに、
やさしい色をあわせてみました。

本当はもっと、くすんだニュアンスカラーのほうが
お好きなのかもと思いながら、
でも私の贈る花は、いわば
バースデイケーキの代わりのようなもの。
まるでアンナミラーズのチョコレートパイのように
甘い色みにしてしまいました。




Happy birthday!
Ive' got,you got the meaning of life.
by ichiecd | 2005-11-12 00:01 | carpe diem | Comments(0)


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