ウェディングの花の演出とブーケ。たった一日の花、でもいつまでも残る花を。
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テルニー  すずきさんのユリ かりんとブーケ
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続編です。

開いてきたこのユリをずーーーっと見つめていると
やっぱり最初に思うことも
最後まで思うことも
「あたたかさ」のような気がします。

ぽってりした豊かな白、という色が
ゆるやかに、柔らかく開いていって、
しまいには
まわりの空気まで白くとけあってしまうような。


それは、ユリプレゼント企画のおまけで、私まで頂いてしまった
すずきさんご自身での選曲というCDの音楽に良く似ていました。

私は実は、音楽には(・・・音楽にも)、詳しくなくて
独立した当初、よく手伝いにきてくださっていた
N先輩にも
「音楽どころかラジオもかけないで、ただ仕事してるのね~!」と
しみじみ驚かれた、苦い記憶が。


そんな音痴の自分なのですけど、
そのすずきさんセレクトの曲はこのテルニーというユリの
ゆったりしてあたたかな、その咲き具合を思い起こさせて
なるほどなあ、なんてすごく感心してしまったのでした・・・。


写真は、そんな柔らかで優しいイメージがちょっと似ている気がして
「かりん」とあわせて撮ってみた写真です。
布のような質感が、似通った仲間なような気がします。




そして、一度だけの、
テルニーのブーケ。

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たゆとうような白の気配と
あたたかな手触り。

このテルニーは普通には販売されていません。
今回のみの特別企画ということでしたので
もうこの手で触れる機会は二度とないのかもしれません。
でも手の平にふれた、布のようなあたたかな感触は
今もよく覚えていて、たった一週間か二週間前くらいのことなのに
もう懐かしいような気がします。

今はもうここにないたった一度の
テルニーというユリ。

またいつかどこかで、手にすることができたならと思います。



ありがとうございました。
by ichiecd | 2006-07-27 23:57 | ブーケ | Comments(6)
テルニー  すずきさんのユリ
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このユリの名前は、テルニー。

既に何度かご紹介させていただいた
新潟のユリの生産者、
すずきさんの手によるユリです。

すずきのユリblog
http://blog.goo.ne.jp/suzuki_no_yuri


そのカテゴリのひとつに「carpe diem」という項目まで設けて
「一会と作るユリ」、そう言って作ってくださったユリです。

最初にお話を頂いたときは、びっくりしました。
一会は店舗ももたない、
ひとつひとつのブライダルをマジメに作ることだけが身上のような、
ふけば飛ぶよな、本当に小さな事務所です。
生徒さんも大人数というわけでもなく、
婚礼件数が年間何百件というほど多いというわけでもなく、
お話は嬉しいけれど、それは本当に、この一会でよいのでしょうか?と
何度もメールでのやりとりの末に、はじまった企画。


届いた時のずっしりとした感触。
でも開き始めたつぼみの美しさは、それ以上でした。

この写真と左下一枚はアシヤマの撮影によります。
写真を撮るには日中、太陽光のもとでないとなかなか難しく、
でもつぼみのほころびかけた当初、
外出の予定があってタイミングがあわず、それで頼んで
たくさん撮ってもらいました。

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左の写真は、一会のお隣さんであるドレスショップ、
「1+1」(ワンプラスワン)さんへ、ある御礼で差し上げた
テルニーをガラス越しに飾ってくださった様子。

この開き加減が、ほかのどのユリとも違うというのが
少しでも伝わるとよいのですが。

今は関西在住のゆず茶の記事を書いてくださった生徒さん
久々にスクールにやってきて、
真っ先にテルニーに気が付いて、
「このユリって何て名前ですか?」

さすが鋭い。

「あー外のワンプラスワンさんに飾ってありましたよね、
それを見てなんか普通のユリじゃないって思ってた・・・」

・・・なんて、鋭い。
さすがすぎです。
(ちなみに、一会のスクールの生徒さんは
木更津とか鴻巣とか相模原とか遠方の方比率がかなり高いのですけれど、
目下この方が最遠方でしょうか。
かてて加えて白金の駅からもそんなに近くなくて、本当に皆様には恐縮です。
いいレッスンができるようにがんばります・・・)


そうなんです。
このユリの存在感をどう伝えたらいいのか
途方にくれてしまいます。

なんといったらいいのでしょうか。
ゆったりした優しさと、暖かさのあるユリ。


・・・長くなりましたので、やはり続編へと切り替えます。
続きはまた後編へ。。。
by ichiecd | 2006-07-26 23:50 | carpe diem | Comments(0)
スカビオサ
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新婦様から許可をいただいている
写真もメールも、
スクールの生徒さんの作品も、
ブーケや装花の写真も、
たくさんあるのですが
今日はひとやすみです。

いただいたメールにお返事しきれておりませんが、
明日にはまたおだししますのでもう少しだけお待ちください。

たぶん、一会を設立してそれほど経ってないころの写真。
このころからスカビオサ好きだったんだ、と
あらためて思われます。
by ichiecd | 2006-07-24 23:39 | carpe diem | Comments(0)
昔、なりたかったもの
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北海道、室蘭にある「地球岬」。


昔、なりたかった職業は、「灯台守」でした。

大学受験をするときに、本気でなれないだろうかと
調べてみたことがあります。
「気象大学に入る=理数系の点数が必要」ということが判明し、
自分の模試の結果を見て、最終的に断念。


灯台守だったら、人とあまりしゃべることもなく
たくさんの時間、海を見ていられるだろう、という
しごく単純で、おそらく大間違いなイメージ。

実際なってみたところで、無人化が進む昨今
あっというまにお役ご免となり
食いっぱぐれていた可能性大です。


でもこうして岬からの光景をみると
ときどきそれを思い出します。

自分が花屋になるだなんて、
思いもしませんでした。

不思議なような気がします。でも
当然なような気もします。


皆さんの、昔なりたかった職業は何ですか?
by ichiecd | 2006-07-03 23:07 | carpe diem | Comments(2)
心の体力
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確か数年前、初夏のころの山梨のさくらんぼの写真です。

毎日仕事をしていて
毎週のようにウエディングの仕事で、
代わりがいないしたてようがないという場合、
まず体力は絶対条件です。

風邪をひかないこと。
あまりに寝不足にならないこと。
疲れをコントロールすること。

市場で誰かが小さくくしゃみをしただけで、
さーーーーっと3メートルくらいは離れてしまいます。笑

でも、体力がなければ粘れません。
それは何より誰より自分自身がよくわかっている。


そして、心というものも、たぶん一緒で
なにかにものすごく集中しなければならないという
作業のときに、それを支え続けるための
「心の基礎体力」というようなものが、絶対に必要です。

毎日まいにち、何かしらある中で、
自分自身の右往左往する心や、
波立つ感情や、
疲れや、悲しいとか大変だとかいう気持ち、
気持ちが磨耗して動かない、
といったいろんなマイナスなこと。
それを別の次元で
しっかり手綱をとってコントロールすることができなければ
同じレベルで仕事を続けていくことは、難しい。
そんな気がします。
というか、自分に言い聞かせているというほうが
現状に近いですが・・・


先日久々にあった友人のCさんに
「一週間なにもしない」ということを
何度も何度も念をおされ
ありがたいなーと思いつつ、
今年の夏は、よし、ちゃんと休もう。と思いました。

↑ってそこが着地点か!?
by ichiecd | 2006-06-13 23:58 | carpe diem | Comments(7)
定期的にお届けする花 アレンジ
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カーネーションとかすみ草、昔ながらのとりあわせのようで
色をおさえるとこんな感じに。

三田にある歯医者さんへ、毎週月曜にお花をお届けしています。
一会の場合、金曜から土日がウエディングのピークなのですが、
実は一晩あけた月曜も、それはそれでいろいろ仕事をしています。


昨日、夜を徹しての大きなディスプレイの仕事も
なんとか無事に終わり、
忙しかった5月を振り返って、
メールもたくさん頂いていて、
書くべきこと、書きたいことは
てんこもりなのですが
どれを書くべきか考えてるうちに
頭がバターのようにとけてきました・・・


今日、アレンジをお渡ししながら歯医者の先生と雑談、
「どう、忙しそうだね」と聞かれて、
「はい、特にこの数ヶ月、忙しかったですねー・・・」と答えたとたん、
なんだか一気に、しみじみ実感となりました。

今日も市場で買ってきた
くちなしの花が、絶えることなく香っています。


今日はひとやすみです、
皆様今日もお疲れ様でした。
by ichiecd | 2006-06-05 22:15 | carpe diem | Comments(4)
花を買うこと
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今、この記事を書いていて
左手上側を見上げると、この写真と同じです。
今キーを叩いているこのPCをおいている席に戻るたびに、
見なくても、くちなしの香りがします。

今日休み明けのアシスタントさんがやってきて
仕事は相変わらず雑用ふくめ山積み、
明日はたくさん花を入荷するし今日中に片付けなくてはならないことは、
あれを頼んでその隙にこれを仕込んで、
とかとかとか、せっせと段取りを考えているところ、
「あれ、ここにあるクチナシって何に使うんですか?」

適当に返事して流すこともできたのに
虚をつかれて、思わず、
「・・・私の為です」と、白状してしまいました。

花を仕事にしてから、
花をもらうことはなく、
自分のためだけに花を買って飾ることも決意が要って、
でもこの時期、ついこの花だけは毎回必ず
いつも迷って、それから買います。
安い花なのですけど、でも自分のためにというと逡巡します。

なんでくちなしなんですか?と聞かれて
すると、返答に困る。


香りがいいから。

この時期にしか出ないから。

花がもたないから。


たぶん一番の理由は最後のひとつで、
「刹那」、でいいな、と思うんです。
私はたぶん「永久に変わらないもの」、が、結構苦手で、
だから、造花ではなく生花の仕事をしているのだと思います。

結局のところ、すべては
今の一瞬だけなのかもしれないと思います。
結局、「幸せである」という概念も、
どこかに「幸せである」というエリアが在って
そこにいつか、たどりつくというものではなくて、
たった一瞬で通り過ぎる
「瞬間最大風速」みたいなもんかもしれない、と思ったりします。


しかしもう6月。
瞬間風速とか言っている場合じゃないような・・・
by ichiecd | 2006-06-01 22:39 | carpe diem | Comments(6)
薔薇とサンマ
美味しいものを食べると元気になれるというのは
ほんとだと思います。


大仕事が終わった時、
野菜が食べたい時、
おなかがぺこぺこにすいた時、
そして少しばかりへこたれてる時、
とりあえず駆け込む定食屋さんがあります。

基本的に頼むメニューはいつも同じ、
サンマの塩焼とわかめの酢の物と青菜、
お味噌汁まできれいにたいらげて
「ご馳走様でした!」とお店を出る時には
本当に、ちゃんと元気になっていたり。お手軽。


そのこんがりのサンマの身をつつきながら、ふと
「今日の自分の一日は、
このサンマ一尾の命にひきあうだろうか?」と
思ったりします。

それは、馬鹿げた問いというべきで、
サンマ一尾だろうがワカメ一切れだろうが、
お米の一粒でさえ「ひきあうか」といえばひきあわない。
等価なのかという土俵にさえ揃わない。

かつ仮にひきあおうがひきあうまいが、
自分というひとつの動物は食べなければ生きられない、
それはその事実がただ現実なんだなと思うほかに、
回答はないのですけれど。

大根おろしに醤油でサンマを食べながら
こんなことを考える自分は、かなりクライのかも。

しかし、花、という別の生命を絶えず犠牲にしながら
生きてくための仕事をしている以上、
こういうことは花屋ならみな少しくらいそういうものなのでは?と
思ってたのですが
かなり少数派、どころか
「そんなくだらんこと考えてるのおめーだけだ」くらいの勢いで
アウトローなんだなあ、と最近、やや気付きつつあります。
そうか、そうだったのか・・・(がーん)


しかしそれはともかく、
花という別の命を使わせてもらっての仕事なので、
自分でも完璧だとは思わないけど、
でもやっぱり、花を粗末に扱われるのには、
 あだまさぐるー!(仙台弁)

なので、私も含めて、一会スタッフの皆様、
丁寧な取り扱いをこころがけましょう。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
by ichiecd | 2006-05-22 23:00 | carpe diem | Comments(4)
ときしゃくやく
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ときしゃくやく です。


なんでこんな写真を撮ったんだ?としばし考えて
あ、そうだ、今入院しているある方に
写真だけでも送ろうと撮ったんだ、と合点しました。

お見舞いに行きたい、行かないと、と思いながら
毎日が過ぎます。
行って帰るのにたぶん3時間か4時間、
わずかなその数時間が作れなくて、
申し訳ないです。


お詫びの気持ちをこめてアップして、
また製作に戻ります。
by ichiecd | 2006-04-15 22:07 | carpe diem | Comments(0)
桜の花 此世の他
春の風の強い一日、東京は
青い空のもとに桜の花が舞い散っていく今日でした。

桜というのは、つくづくと不思議な花です。

この季節、花の仕事に従事する自分には
ウエディングはもちろん卒業や送別やいろいろなイベントで
トップシーズンのひとつ、
てんてこまいの毎日で
ゆっくりと花を見る機会がなく、
その桜の咲く数日が過ぎていくのが毎年のこと。

その忙しさにもかかわらず
また、たった数日にもかかわらず
けれどその咲いている間は
なんだか浮き足立つような、地に足がちゃんと着いていないような
心の騒ぐような、一日が、ただ続きます。


3分咲いたといっては人に伝え、
5分咲いたといっては息をつめて開くのを待ち、
満開になった今日は、あと数日、と指折り数えて
その数日が惜しく、またいとおしいようで
心がざわざわとして鳴り止まない、そんな気がします。


桜の花をうたった歌はいくつもありますが、
以前このブログ記事でも掲載しましたけれど
今、今日という一日はこの歌を何度も思い出させられました。



いかでわれ此世の外の思ひ出に風をいとはで花をながめむ
                                
                                 西行

参照サイトはこちらへ 
「山家集の研究」
http://sanka05.web.infoseek.co.jp/waka04.html


此の世のほか、つまり「此の世でない世界:あの世」への思い出に
願うこと、その切実な思いは、たったひとつ。
花を静かに、ざわざわした心ではなく
物狂おしい想いではなく、ただその花、桜の美しさだけを
ひたすら眺めることができること。
(自己流の解釈でいい加減です、いつものことですが)

(さらに、ついでにつられて思い出す歌、

あらざらんこの世のほかの思ひでに今ひとたびの逢ふこともがな

和泉式部の歌で、すっごく乱暴に要約すると
病気のころ、此の世のほかであるあの世への思い出に
もう一度ひとめ会うことができたら、という歌。
解説はこちらのHP「やまとうた」へ


確か田辺聖子さんの百人一首の本だったと思いますが
「此の世のほか、という言い回しが和泉式部ならではの独特の表現で、
まさに吸う息吐く息が歌になるという、天性の歌人であった」というような
解説があったように思います。
手元にその本がなくうろ覚えで恐縮ですが。
死ぬ前に思うほどの、切実な願いは、何か?
そう考えると、和泉式部も西行もその切実さを思わされて
またひとつ深く心に響くような気がします。)



花というのは、限りがあって
必ず終わっていくものです。
でも、そうでないものは、実はこの世の中には何もない、
その単純な事実を、手のひらに乗せて差し出される。

桜を見るこの数日、
たった数日のあいだに凝縮する一生を思う今日、
4月になったことに気づいて毎度ながら、やや愕然・・・

確かにブログを見ると一日一日なんやかやあるものの、
こういう年のとり方でいいんだろうか、と
じっと手を見る今日このごろでした。
by ichiecd | 2006-04-03 22:27 | carpe diem | Comments(0)


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