ウェディングの花の演出とブーケ。たった一日の花、でもいつまでも残る花を。
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ブログピンチヒッター④世界で一番おいしいゆず茶
7日から12日まで岩橋がフランス出張の為、毎日一人ずつピンチヒッターで記事をお届けしています。


「惜しげもなく」
一会のことを考えたとき一番初めに思い浮かんだことばです。

本業のウェディングの仕事はもちろん、レッスンのときもしみじみ思うのです。
レッスンで使うお花、資材も本番さながらです。
一会のレッスンは毎回本番と同じなんです。
ブーケホルダーは毎回新品のもの、ブーケの裏の処理もブーケホルダーやオアシスが見えなくなるまで。ボンドもたっぷり。習っている私の方が“もったいないから「本番はつかう」ってことで今日はこっそりつかわないで封切らないで棚に戻しておきたい・・・”なんて思っちゃう。
フランス製のリボンも「あそこから好きなの選んで」
オアシスを埋めるためにバラの葉っぱもいれて、なーんて言いません。
もしデザインとして緑が必要ならば別のグリーンが用意されています。

「もの」も「技」も「知識」も惜しげもなく与える。

本番の仕事はもちろんこれ以上だと思います。毎回全力投球、その一瞬一瞬に「惜しげもなく」情熱をそそいでいるのを感じます。

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このブログでも一度紹介してもらったエピソードですが、やはり
「私にとっての『一会』」というと、このことを思い出すので書きたいと思います。
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《人生で一番おいしかったゆず茶の話》

夏、友人のブーケをつくりました。
私のつくったブーケだけを持つとのことで責任重大、緊張です。
会社を午後休んで急いで白金のアトリエへ。
セミキャスケードのホルダーブーケ
そしておそろいのヘアードとブートニアの製作。
式は16時からでしたが写真撮影があるので15時過ぎまでには持ってきて欲しいとのこと。
ブーケはなんとかできあがって、初めて時計を見ました。顔面真っ青。予想以上に時間が経っている!でもヘアードとブートニアもつくらねば!!全身の血がさーーーーっとひいたのを感じました。
ワイヤリング、テーピングをしているとき、手が、指が震えだしました。
間に合わなかったらどうしよう!でもやらなきゃ!でも時間が!!
でもでも思うように指が動いてくれない!!

岩橋さんが「時間大丈夫?」と聞いてくれているのも上の空。答えてるひまない!
いつもはあったかい指が冷たくなってそれがますます焦りをよび震えてうまくテープが巻けないよ・・・涙。真夏なのに寒気すらしてきました。

やっとのことでできあがって、岩橋さんに手伝ってもらってラッピング。でもそのときのことなんて覚えてません。
たぶん幼稚園児が保母さんに準備を手伝ってもらってる感じだったと思います。

アトリエから白金台の駅までがこんなに遠く感じたことはありませんでした。
いつもはレッスンでつくったブーケを何度も何度も眺めながらの幸せな帰り道なのに・・・。

しばらくとおりを眺めて、タクシーで行くか電車で行くか迷いに迷う。
渋滞にはまったら終わりだし・・・。
電車にかけよう!

帝国ホテルのある日比谷で降り、新婦が待っている控え室へ走る走る!!
泣きそうになりながら、まじめに、真剣に思ったことは
「セグウェイが欲しい!」
あ、でもそんなの無理だから、だったら
ローラースケートでもいいや。それか、子供がはいてるローラースニーカーがいいかな。
あれ、実はちょっとうらやましいんだよな。楽しそう。
あーーー!!もーーう!!どうにかして。
↑ってなことを眉間にしわよせながら本気で考えながら走ってました。
今考えると道行くビジネスマンのおじさんたちが怪訝な顔で見ていたな・・・。

控え室についたとき、汗だくで髪もぼさぼさでメイクも全部とれて・・・。
私が着いたとき、新婦さまはちょうどヘアメイクが終わったときでした。
いつも以上にキラキラ輝いていてまぶしかった。
真っ白のウェディングドレス姿で人生最高に輝いている彼女と黒いTシャツで汗びっしょりメイク落ちまくりの私。
その2ショットったら・・・。


でもブーケを渡したときの友人の笑顔と驚きを見たとき、すべてがふっとびました。
言葉はありません。

しばらく放心しながら主役を眺めたり写真を撮ったりしたあと、また白金のアトリエへ。

「おかえり~」
岩橋さんが笑顔とともにゆず茶を出してくれました。
それが・・そのゆず茶が「おいしい・・・・」
それがどんなにおいしいか言葉に出して説明したいんだけどうまく言えない!
「おいしいです。すっごくおいしいです!」何度も同じことを訴えるように言ってしまった。

彼女が喜んでくれたこと、笑顔を見たとたん本当にうれしかったこと、たぶんそれをカタコトの日本語で(?)岩橋さんに説明してたのですが、それをうんうんと聞いて一言。

「そういう風に思えた人が一会の生徒さんでよかったぁ・・・」

それを聞いて、なぜだか涙があふれてきました。
ゆず茶を一気飲みして涙をごまかしてふーーっとため息をつきました。

そのときの岩橋さんの表情が忘れられません。

私はお金では決して買うことのできないおいしいゆず茶を飲んだのだと思います。
それはまぎれもなく、私にとってたったひとつの「一会」でした。


あの、新婦の笑顔とありがとうはくせになります。麻薬です。
岩橋さんは間違いなく麻薬中毒者(しかもかなり重症)のひとりなんだと思います。
そして、それに「プロ意識」「責任感」という要素が加わって、一会のすべてができあがっているのだなぁ、と実感します。

そして私も実際自分のweddingでブーケをつくってもらいました。
そんな「麻薬中毒者」のつくってくれたブーケには完璧な仕事のなかに「癒し」がありました。
ブーケを見ているだけで、お花たちに「惜しげもなく」愛をそそいでいる岩橋さんの姿が目に浮かんだのでした。


長くなりました。
読んでくださってどうもありがとうございます。
by ichiecd | 2006-02-11 11:59 | carpe diem | Comments(11)
Commented by assiyama at 2006-02-11 18:15 x
おつかれさまです!
あー、感動しました。とても。

「癒し」・・・それは一会のお花のキーワードだとおもいます。
何事にもほんと「惜しげもなく」愛を注いでいるから、
お花が応えてくれるのかなぁ・・・


どまんなかでそれを感じとれたピンチヒッター④さまも
きっと一会中毒者ですね!

でもセグウェイは、、、ないなっ。笑
Commented by rose-kelly at 2006-02-11 21:04
素敵なお話ですね。
本当に素敵です!素敵な言葉がいっぱい!
ほんとピンチヒッター④さんは一会中毒者ですねー。私も中毒者です!!
素敵なお話をありがとうございました。
Commented by たきざわ at 2006-02-11 23:44 x
ほんとに素敵なお話ありがとうございます~♪

私はお花を育てる方の人ですが、このようにお花を大切に
愛情を注いでお仕事をされている岩橋さまや(一会)のスタッフの
方々はとても素敵だと思います。はんとうに☆

花の生産は子育てと同じようでもありますが、
私もお花への愛情を日々忘れないようにしなければ・・・・・


Commented by panpas at 2006-02-12 15:59 x
ふう~
感動しました~。
ブーケを作って走ったピンチヒッターさんの思いが
いっぱい伝わってきてじ~んとしてしまいました。

私も1回お友達にブーケを頼まれたことがあります。
心配で、そして一番きれいなときに渡したくて
午前中のお式だけどその日の超早朝(深夜?)に作成を決意!
レッスンで作成している時間よりもかなり多めに
予定を立てたつもりだったのに
本番はやっぱりいろいろ神経を使って
案の定時間がたりな~い!!!
髪もとかさずにノーメイクで駆けつけました。

いまでもその思い出ブーケは
お友達のお家でドライフラワーになって
飾られています。

お式のときもレッスンの時も。
いつでも相手の最良を考えて
一会はあたたかく、あたたかく。
わたしもいつも思います。
”惜しげもなく”って。
ほんとに、たまに実際赤字のような気もしますし…笑

大量の良質のお花たち。
1りん1りんにいっぱい愛がつまってますよね。
私もお花に生まれたら先生にいけてもらいたい。
そう思ってしまいます。 (ちょっとあやしいかも…)
Commented by ピンチヒッター④ at 2006-02-12 18:55 x
assiyamaさま
一会にかかわった人たちはみんな中毒者になりますよね、きっと。
assiyamaさんもそのひとりでしょ?うふ。
でも・・・セグウェイはないですか、やっぱり。
Commented by ピンチヒッター④ at 2006-02-12 18:57 x
rose-kellyさん
言葉ではうまく伝えられないのですが・・・。でも伝わったみたいでよかったです。
お花を大切にする心、いつもroseさんを見習わなくちゃと思ってます。
Commented by ピンチヒッター at 2006-02-12 19:01 x
たきざわ様
お花の生産てほんと子育てと同じでしょうね。気持ちがそのまま伝わるっていうか。お花は生き物だな、って本当に感じます。
たきざわ様のように愛情をたっぷりそそいで育った子たちは幸せですね。
これからも素敵なお花たちを世に送り出してくださいね!そして私たちを楽しませてください。
Commented by ピンチヒッター④ at 2006-02-12 19:05 x
panpasさん
わかります~!!自分のメイクなんてそっちのけですよね。
でもドライフラワーにまでしてくださったなんてお友達は本当にうれしかったんでしょうね。どれだけ心がこもっているか、通じたんだと思います。
ほんと、いつも赤字じゃないか私たちが心配になっちゃうほどですよね。
だからリボンとかちょっとでも無駄にしちゃうと自己嫌悪でー・・・。
気をつけます。
Commented by pinch hitter 1 at 2006-02-12 21:13 x
ピンチヒッター④さん、こんばんは!
あまりに感動して、パソコンの前でティッシュ片手に涙してしまいました。。。
去年は私の周りがブライダルブームで、いくつかブーケを作りましたが、何度やっても時間配分がうまくいかないですよね~。徹夜ばかりです。
なんで、普段作っているよりも時間がかかるのでしょう?
普段レッスンで作るブーケには渡す相手がおらず、実際に友達に作る時はその人のことを考えながら作るから、考える分いつの間にか普段より時間がかかってしまうのでしょうかね。でも、不思議なことに自分のことなんかどうでもいいんですよね~。それまでは何着ていこうとか、髪型どうしようかっていろいろこだわろうとするのに、当日は化粧がはげてようがなんだろうが。それが友達を思う気持ちなんでしょうね。
Commented by ピンチヒッター④ at 2006-02-13 09:25 x
pinch hitter 1さん
そうですね。時間かかっちゃいますよね。私が本番に弱いだけなのかと思いましたが、同じこと思ってる人がいて安心しました。
ウェディングにおけるお花の大切さがわかればわかるほど緊張しちゃうんでしょうか。
Commented by ichiecd at 2006-02-16 00:14
セグウェイの話、そうだったんだー
読みながら、つい笑ってしまいました。
そしてその後のいろんな話も、そっかーそうだったんだーと
思いながら拝読してしまいました。

ウエディングの仕事って、・・・
と書きながら、これはやや長くなりそうな気配なので
今日のブログ記事に変更します。少しは学習済みらしい。
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