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心が動く 
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今日はちょっと遠方まで、春の挙式会場の下見に伺いました。
写真は、その新婦様が「この花すてきですね」とおっしゃってくださった
おととしくらいの春の装花の事例写真です。



少し前に、たまたまある方に
「花を生けるときにどんなことからアイディアを得ますか?」と
尋ねられたことがありました。
私の場合は、美術館で絵を見ることがまずひとつ、
美術にはあまり詳しくはないですが
絵からヒントをもらうようなことはよくあります。
そしてもうひとつ、旅先の光景というのも、
とても大きな要素でよくあります。

「それがどんなふうに、花になるんですか?」と重ねて聞かれて、
そこではじめてちゃんと説明しようと試みたのですけれど、
うまく言葉では、言い表せません。

ちゃんと答えられなくて、そのことが、
なんだかずっと気になっていたのです。



今日、その帰り道の高速で、都心に入るころ、
目の前に夕景が広がって
ほんの一瞬の印象でしたけれど、
「あ、そう、こんな感じ。」と思わず声に出してしまいました。
運転しているアシスタントYさんが
「え?こんな感じって?どんな感じですか?」と言います。

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「それって、この空の色ですか?・・・
それとも広い感じですか?
このぼんやりした感じなんですか?」

えーっと、・・・うーん。
あ、そういうの全部。
ぜんぶひっくるめた、「印象」?・・・こういうイメージ?
そうだな、なんて言ったらいいのかわからないけど、
こういう景色を見ることが、
私にとって、花をずっと生け続けてくのに必要なことなの。

そう言ったとたんに、突然、明快に解りました。


こういう色や景色を、花で再現しようなんて
だいそれたことを思うわけでは決してなくて、
こういう景色を見たときに、単純に「わーきれいだなー」と思う。
きれいだ、と思う時、心が動く。
その「心の動き」というものが、
花を見て「ああこの花、きれいだな」と思うために必要なんです。
たぶん。

最初に花を見て、「うっわー!なんてきれい!」と思うことが、
私には花を生けるなによりの推進力なので、
「花をきれいだ」と思えることが、とてもとても大事なんです。

たぶんこれもスクワットみたいなものです
ちゃんと時々鍛えてないと、
いざという時には動かない。

心が動く、ということを時々、深く体験しておかないと、
心の感覚が少しずつ、磨耗してしまう。
磨耗したココロで花を生けるのは単なる作業になってしまう。
「あといくつやれば帰れる」というような業務になってしまう。

そんな気がします。

だから、絵でも景色でも、骨董でもなんでもよいのですけど
何かいいものを見て、「あーもー、つくづく、きれい」と思うことが
自分には必要なんだなと。

わかってよかった。
今日の大きな収穫でした。
by ichiecd | 2006-01-18 23:57 | carpe diem | Comments(8)
Commented by ウガジン at 2006-01-19 05:07 x
私もニューヨークでMOMAに行ったとき初めて分かりました。
芸術とは人の心を揺り動かす表現なのだと・・・
大きなキャンバスに乱暴に塗り付けられた黒いペンキやゴミ
のような物だけの作品も、作者の苦悩や苛立ちが伝わってきます。
決して美しくはありませんでしたがそれもまたアートなのでしょうね。
ウエディングの装飾は限定された感情テーマをどれだけ維持し続け
られるかが難しいところなのだと思います。
たっぷり心に栄養を摂ってこれからも素敵な作品を作ってください!
Commented by jeune-feuille at 2006-01-19 22:27 x
こんばんは~。
行田レポート拝見いたしました!こんなすばらしいお話に一役買った旅だったとはっ!先生のお話を読んでいて、反省しきりでした。。。
というのも、最近お花だけにのめりこんでいて、今まで毎週行っていた美術館めぐりとかしてないな~って。お花はいつも「わ~、かわいい♪」って思うけど、そのほかの感動が薄らいでいるかな~。スクワット不足ですね。気づいてよかった。ありがとうございます!
Commented by ichiecd at 2006-01-20 01:10
ウガジンさま
コメントをありがとうございます。
MOMAもNYもいいですね、いまだ行ったことのない地で
早く訪れてみたいと思います。
抽象画というのはきっとある意味そういうもの、
感情を描くものなのでしょうね。
ちょうど昨日、そうした話を花の師匠としていたところでした。
倉敷の美術館で見た、最後のほうにあった抽象画で
たたきつけるような青の鮮烈さが今も忘れられません。
(と、いいながらいつも作者を忘れます。
絵の印象だけしか覚えていなくて・・・メモをとらなくては)
Commented by ichiecd at 2006-01-20 01:13
jeune-feuille さま
おお、花束のレッスン、更新されてますね!
えらい。(笑)
にしてもお持ち帰りは大変だったでしょう。
行田までの行程では行きも帰りも、
jeune-feuille さんについ話がおよんで
「一見クールながら熱くてステキ!」と
二人で噂してたのですよ。
Commented by jeune-feuille at 2006-01-20 22:34
先生、こんばんは!
花束はいつもの帰宅時間より遅かったのと、乗った車両がよかったので、地下鉄は無事に通過。ただ、高崎線は網棚に乗らなかったので、お花のために!とグリーン車へ乗り込みました~。
今は玄関に陣取り中!
そして、行田の旅でそんな噂をされていたとは。。。
どおりで、風邪をひいてないのにくしゃみが止まらなかったはずだ・・・。
Commented by ichiecd at 2006-01-21 20:13
jeune-feuilleさま
そうでしたかーグリーン車で帰ったのね、
贅沢な花たちでしたね・・・(笑)

いつも熱心でいらっしゃるので
ほんとに頭がさがります!
また次回を楽しみに!
Commented by fran at 2006-01-27 00:31 x
アメブロから遊びにきました!
心が動く!作品づくりにおいてこれこそ大切なことですねー。もやもやが解けたみたいで嬉しくてコメントしました。
Commented by ichiecd at 2006-01-27 22:54
franさま はじめまして、コメントをありがとうございました。

この記事が今まで書いた中で一番好きかも・・・と
書いた本人が言うのも変ですが。

どうも熱中して同じことを繰り返してるのですが
今日あったことを今日書いた!という
即時性?が「おお、ブログっぽい」と思って・・・。

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
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