ウェディングの花の演出とブーケ。たった一日の花、でもいつまでも残る花を。
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伝わる、ということ 新郎新婦様からのメール 椿山荘様へ
伝わる、ということ 新郎新婦様からのメール 椿山荘様へ _a0042928_1903035.jpg


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お礼が遅くなり恐縮です。
当日は素敵なブーケ、ブートニア、ヘッドドレスをありがとうございました。
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という、一文をいただいてから
このお写真を掲載するまでずいぶん経ってしまいました。

昨年の9月下旬の、椿山荘様へのブーケです。
何度も何度もこのブログに掲載しようかな、そろそろどうかな、
そろそろしなくちゃと思いながら
ずっと温めていた写真とメールでいただいた言葉です。

花嫁様の許可を得てご紹介させていただきます。


伝わる、ということ 新郎新婦様からのメール 椿山荘様へ _a0042928_1904427.jpg


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控室に到着した時点で既にブーケは到着しており、
第一声は「丸いバラがいっぱい!」でした。
オールドローズ系は難しいかもということでしたので、喜びが一層増しました。
「紫はどうなってるかなー」と思っていたところ、
落ち着いた色味がさりげなく大人っぽさを演出してくれていました。(秋色あじさい?)
大きすぎず、重すぎず、バッチリでした!

当日はあっという間に過ぎてしまい、
披露宴後は押し花に出してしまったので、
もっと色々な角度から写真を撮っておけばよかったなと思いました。

実は、わたしは草月流の生け花を習っているのですが、
生花のアレンジは作ったことがありません。

一回のお稽古に費やす時間は約2時間ですが、
とても労力を使います。
手を入れれば入れるほど、
どこで終わっていいのか、分からなくなったりします。。

ブーケ作成にどれだけの時間をかけていらっしゃるのか想像もできませんが、
わたしのブーケのために、たくさんのパワーを使い、
心を込めてくださったことを想像すると、改めて感動いたしました。
スタッフの皆様にも、改めてお礼申し上げます。

ヘッドドレスもたくさん用意していただき、
前からも見えるようにいっぱい付けました。
終わってからも名残惜しくて…
ホテルの部屋でもお花を付けていました 笑

数時間のための贅沢なお花たち。
キラキラした花嫁さまたちに文字どおり花を添える
とても素晴らしいお仕事ですね。
わたしはお花が大好きなので、
どんな形であれ、好きなお花に関わりたいなーと、
今後の仕事のことも考えてしまいました。

お役に立てるようであれば、メール文と写真はお使いください。



伝わる、ということ 新郎新婦様からのメール 椿山荘様へ _a0042928_1905696.jpg

ただ、旦那さんは恥ずかしいそうなので…
私が1人で写っている写真のみでお願いします。

定番ですが、ブーケに手を重ねた写真もお送りしますので、
よろしければこちらもお使いください。(手の色が全然違いますね!)

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百万という言葉を費やしても
伝わらない、なんでなんだどうしてなんだと
自分の未熟を知らず棚に上げて
相手を責める気持ちになる場面もある一方で、
たった一つの花で、思いもよらぬほど、
思いがけぬほど、伝わるときもあります。


自分が、結婚式に関わる一業者として
花嫁様と直接会ったのは、実質ほんの1時間くらい。

おそらくはもうそれほど会うこともなく
でもその人の、花嫁さんの、大切な一日に、
自分が持てるだけの力を注ぎ込んだことが
何故かわかる、伝わるんだなあと
ある意味でむしろ脱力します。

必死のパッチで伝えたいことはなかなかうまくいかないけど
思わぬところでものすごく伝わってたりするんだなあ。と。


そっか、そうだよなー・・・。


どんなに言葉を費やしても一輪の花ほどには
多くのことは伝えられない。


さて花は造花ほどには口がきけないBY中也



花を、とりわけよく知る花嫁からいただいた言葉、
「どこで終わっていいか分からなくて」という言葉は
まさしく、毎週自分が葛藤するその境界線です。

ずっとこの花を作っていたい、
終わらないとならない時間が近づいているのに
線引きをして終わらなければならない。


そういう矛盾だけが生み出す不思議な小さな恍惚に似て、
一度味わってしまうと二度と抜けられないような、
それはひとつの媚薬みたいなものです。

一回経験したら止められない。


この方にお花をお届けできてよかった。
そういうご縁があってよかったなと思います。
品の良い、美しい花嫁様。

残暑が厳しい頃でした。
オールドローズが入荷しなかったら、
しても小さくていまひとつ使えなかったらどうしようと
ずっとはらはらしていたことを思い出します。
ご心配をかけてしまいましたが、
ありがとうございました。



では皆様今日もお疲れ様でした。



ずーっとしばらく棚上げしておりました分を
この余裕のある年末年始にこそ!と
気合いをいれております。
おうともさ!
ようそろー!

(年賀状でいただいた元花嫁様の
「ブログの小ネタも楽しいですよ」という
一言にあっというまに木登り中)


では皆様、今日も本当にお疲れ様でした。

アシスタント山田花子さんも年末年始のリンク貼りをありがとう}~


一会facebook https://www.facebook.com/ichie.WeddingBouquetTokyo
by ichiecd | 2014-01-03 19:26 | ブーケ
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