ウェディングの花の演出とブーケ。たった一日の花、でもいつまでも残る花を。
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ものには力が宿る
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聞こう聞こうと思っていて先日やっと
その知人に確認がとれたので、今日はブログパスの日です。

つい最近の話、ある知人のご夫婦に離婚問題が出て
そうして頭にきた彼女は、もうだめだ、と
離婚届をもらってきて
目に付くところに置いたのだそうです。指輪もはずして。

 「でもそれってさ、本当に、本気で離婚したいの?」
と、尋ねると、
少し口ごもります。
「私だってしたくないけれど、でももういろいろ考えてたら
なんかもう、しょうがないかなって」。



ただの物質のはずですが、
でも、ものには、力があります。
気持ちを形に変えることで、気持ちが補強されて
その物にむしろ縛られてあおられて支配されてしまう、
そういうこともあると思うのです。

呪術とはおそらく、そういうものです。
意識しただけではそうでもなかった、
言葉にしただけではそれほどでもなかった、
でもたとえば紙に書いたとたんにそのモノが急に力を
もって、むしろそれを吐いた人の心を支配する。

確固たる意志をもって離婚届をそこに置いたならいいと思う。
でも一片の曇りがあるうちは、それを形にしたら、
形にした時点でひきさがれなくなってしまう。
自分を追い込んでしまう。


逆にいえば、わかりやすい例では信仰なのでしょう。

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有名な画家の研究本などを読んでいると、
彼にとっては絵を描くことがつまり信仰であった、
という一文に出くわすことが、よくあります。
でなければこんなに全身全霊を傾けた絵は描けないはずだ、と。
だからこそこれほど精密な、あるいは魂を打ち込んだ絵であるのだ、と。


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私はキリスト教徒でも仏教徒でもないですが、たとえば
ギリシャのメテオラで、岩山の上に築かれた寺院の中の
ろうそくに火をともすとき、
モロッコで、ハーブの山を撮りたくてつい迂闊にカメラを構えて
老人に厳しい顔でダメだと手を振られたとき、


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ミャンマーで、つづられたジャスミンの花ごしに
何時間も額づく人を見るときに、

その人の心の陰影で描き出される仏の姿を、
その人の心に照らされて浮かび上がる神の姿を、
目の当たりにさせられる。気がします。

先日、安藤記念教会の納品の折だったと思うのですが、
そこには小さな掲示板があり、そうして
「もし自分の名のもとに人が3人集まれば、私(神)もまたそこにいる」
といった言葉が記してあって、
なるほど、と、とても納得したことを思い出します。


心は形に変えることもできる、
だから自分は花という雲をつかむような仕事を
しているんだと思うときがあります。

心を形にすることは、できる。
そう信じるからこそ、さして役にもたたない花に
そこそこの、あるいは結構な対価をつけてでも、
堂々と売ることができる。

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 「だからさ、もし本当に離婚したいならいいけれども、
 一片の迷いがあるなら、あるいは
 その覚悟も充分しないうちに、
 離婚届をおくとか具体的なモノにしたり行動にしてしまうのは
 あなたが成した行動に、今度はあなた自身が
 ひきずりこまれることになるんじゃないか?」

とかなんとか言った記憶があります。
彼女はその日、なるほどと言って、
そうして帰って、
離婚届をひとまず破り、
指輪をはめたのだそうです。

そうして今は、仲直りしたのだそうです。

という話を聞いたのはつい先日のことでした。

それが結果よかったのか悪かったのか、自分には無論
全然わかりません。
おそらくまだお二人にもわからないことかもしれません。


藁人形も十字架も、花も月も星も、
それ自体はただの物質。
でも心を投影されたら、人に対して意外なほどの力を持ちます。
しばしば、投影した側の人間を巻き込みそして飲み込むほどに。

以上、先輩花嫁様からの、ひとつの寓話と伝言でありました。

しかし一方、現在必死に戦っているだろうKさんには
応援の宴など催したいところです。
フレンチでもイタリアンでもいいですよ。


写真は上から、
モンゴルの空と
ウィーンのシュテファン寺院のろうそくと
フィレンツェの未完のピエタ像と
ベトナムの寺院の中と
ミャンマーのシュエダゴンパゴダと
フランスのノルマンディーの小さな教会でした。

え、これ旅記事だったのか?
とりあえず「行った自慢」だったのか?
と、だまされたような気持ちの皆様へ、
・・・ちょっとそうかもしれません。

  世の中はいずれかさして我がならむ行きとまるぞを宿と定むる
                                 よみ人しらず

まあこまかいことはいいじゃないですかと
適当に短歌など引用し、
では皆様今日もおつかれさまでした。

  
by ichiecd | 2012-07-19 22:31 | carpe diem | Comments(1)
Commented at 2012-07-20 21:57 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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