ウェディングの花の演出とブーケ。たった一日の花、でもいつまでも残る花を。
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お花直しのブーケ レストランひらまつレゼルヴ様へ 探偵とそりの話
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先日ひらまつレゼルブ様へお届けしたブーケ、
一着のドレスで、ブーケの花でイメージチェンジをすることを
お花直しと呼びます。
水色の花で、淡いピンクや黄色を挿し色で。

2012年、今年の一会の母の日ギフトは受付終了しまして
本日すべてのかたにメールを差し上げていますので、ご確認ください。
万一お手元に一会からのお返事が
届いていない、という場合にはお手数ですがお知らせくださいませ。

サンプルさえ載せない母の日ギフトで、
そんなに数が多いわけではないけれども
自分が思っていたよりもはるかにたくさんのお声掛けをいただいて、
しかも少なからぬ数の方が「ご迷惑でなかったらふたつ頼みたいのだけど
無理ならひとつでもいいので」とおっしゃってくださいます。

なんだか、なんというか、
この今の自分の気持ちをどういったらいいのでしょうか。

自分は、こういう方々こそ
一番、大事にしないといけないんじゃないか。

いろんな情報に振り回され、
巷で溢れる話に右往左往して、毎日がきりきり舞いで過ぎていきます。

でも何年も前の新婦様や、何年も継続して頼んで下さる方がいらして、
自分にとって大事なことは実はここなんじゃないか。

いわゆる世の中にあふれる情報に雑音にふりまわされて
大事なことを見失わないようにしなくっちゃ。
そんなありきたりなことを思う葉桜の季節であります。

アシスタントさんに集計をとってもらい、
お支払などの確認の前に冒頭に一言だけ添えて
メールをお送りしています。
「ご無沙汰しています、一会の岩橋です」、
そういうご挨拶をさせていただけること。
一度しかない結婚式の花をなりわいにしていながら、
そう言える、有難さを、ちゃんとわからなくっちゃな、と
自戒します。
ていうか、ありがたいよなあ・・・。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・

五年も十年も人の臀(しり)に探偵(たんてい)をつけて、
人のひる屁(へ)の勘定(かんじょう)をして、それが人世だと思ってる。
そうして人の前へ出て来て、御前は屁をいくつ、ひった、いくつ、ひったと
頼みもせぬ事を教える。
前へ出て云うなら、それも参考にして、やらんでもないが、
後(うし)ろの方から、
御前は屁をいくつ、ひった、いくつ、ひったと云う。
うるさいと云えばなおなお云う。
よせと云えばますます云う。
分ったと云っても、屁をいくつ、ひった、ひったと云う。
そうしてそれが処世の方針だと云う。
方針は人々(にんにん)勝手である。
ただひったひったと云わずに黙って方針を立てるがいい。
人の邪魔になる方針は差(さ)し控(ひか)えるのが礼儀だ。
邪魔にならなければ方針が立たぬと云うなら、
こっちも屁をひるのをもって、こっちの方針とするばかりだ。
そうなったら日本も運の尽きだろう。

          夏目漱石 草枕 青空文庫から引用 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

毎日心を乱されていた桜がやっと散って、
重いコートが要らなくなるころ、
いつもこの草枕を思い出します。
春の爛漫と円熟、温かさを通り越して生ぬるい風と、探偵の話。

言いたいことを言いたいひとたちは
自分が何をしようと何をやろうと
なにかしら言いたいことを言う。
右を向いても上を向いても何か言う。

自分にとって、本当に大事な人のことだけちゃんと聞こう。



2000年の夏、一会として独立したころ。
自分を応援してくれる人が
思いのほか多いことに、驚きました。

でも未熟だったので、今も未熟ですが、
たくさんの失敗をして、たくさんの悔恨を残しました。

時々、ああすればよかったな、こうしなきゃよかったなと
記憶に襲われては穴を掘って深くもぐりたくなります。

でもそういう悔恨に足をすくわれないで、教訓にして、
自分が、今、本当に大事だと思う人を大事にしなくては。
全部大事にできるほどには人間ができていないので、
とりあえず大事な人だけ。
大事なところを、せめて間違えないようにしなくっちゃ。

イチエッタ倶楽部もそういう気持ちからというのもあります。
お式が終わって何年たっても
まだ一会のブログを見てくださる方へ。
(今回分受付終了しました、昨日メールをくださった方へ、
今日中にお届け日をご連絡します!)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 父が語った
 御覧 この絵の中を
 橇(そり)が疾く走っているのを
 狼の群が追い駈(か)けているのを
 馭者(ぎょしゃ)は必死でトナカイに鞭(むち)を当て
 旅人はふり向いて荷物のかげから
 休みなく銃を狙(ねら)っているのを
 いま 銃口から紅く火が閃(ひらめ)いたのを

 息子が語った
 一匹が仕止められて倒れたね
 ああ また一匹躍(おど)りかかったが
 それも血に染まってもんどり打った
 夜だね 涯(はて)ない曠野(こうや)が雪に埋れている
 だが旅人は追いつかれないないだろうか?
 橇はどこまで走ってゆくのだろう?

 父が語った
 こうして夜の明けるまで
 昨日の悔いの一つ一つを撃ち殺して
 時間のように明日へ走るのさ
 やがて太陽が昇る路のゆくてに
 未来の街はかがやいて現れる
 御覧
 丘の空がもう白みかけている

         (丸山薫『涙した神』「未来へ」)
・・・・・・・・・・・・・・

時々は、この詩もまた、思い出します。
襲い掛かる過去の、
あふれるほどの悔恨をひとつずつ、
歯を食いしばって撃ち殺すほかない、
夜明けを待ちながら橇で逃げる旅人のように、
今日という日をやりすごすこと。

昔、教科書に載ってて、うろ覚えで検索したら
ちゃんと出てきました。
「未来へ」という題名だったんだ、と
じんとしてます。


白みかけている明日へ、
絶えず追いかけてくる悔恨をひとつひとつ撃ち殺しながら
走るほか、なにもできない。
歯を食いしばって、撃つしかない。

果たしてそれがかっこいいかといえば
みっともないとしか言いようがない。
それでも、仕方ないです。
めいばんふぁ(中国語でいう、「仕方ない」)、
としか言えないことも世の中には多くあります。
精一杯なら、いいのでは?

と、なんだか話が迷走してきたところで

では皆様、今日も本当に、お疲れ様でした。

ありがとうございました。



次回、演説の題目は
「好きな度合と出費の度合は常に放物曲線の法則」です。
・・・予告すんな。
by ichiecd | 2012-04-24 23:49 | ブーケ | Comments(0)
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